3月・4月の星座(南の星空)
※あまりうまく描けなかったので、下の図は正確ではありませんが、参考にはなると思います。
春の夜、南に向いて立つと、子午線の右(西)では、天頂にふたご座のポルックスとカストルとがむつまじく並び、2列の足が長く西へなびいています。
その下に、こいぬ座のプロキオンが小さい星と一緒に輝き、更に下にはおおいぬ座のシリウスが、星の大王の鋭い光できらめいています。
おおいぬの尾の直角の二等分線を延長した果てに、低くアルゴ座のカノープスを見いだせますが、これは2月が見頃です。
西南の中空には、オリオン座が三ツ星を横一文字にして雄大に直立し、その右上におうし座のアルデバランが、紅バラ色に輝いています。
子午線の左(東)にはかに座の星団がほの白く見え、その下にうみへび座のカマ首が伸び上がっています。東南の中空には春を代表するしし座が昇っていて、1等星レグルスが黄道をふまえて、白く輝いています。4月になると、これが子午線にかかってきます。