あにまる情報
以下の文章は「アニファ」/(株)スタジオ・エス刊を参照させていただいています。
今回は、動物別爪切りの注意点について!
おすすめ度
○ 爪切りOK × 爪切りダメ △ どうしてもという時にはOK ハムスター(おすすめ度△)
巣材として使っている布や綿に、爪を引っ掛けることがあります。危険な巣材、床材は使わないようにしましょう。またケージから部屋に出していす時に、絨毯に引っ掛けることもあります。ハムスターはある程度の大きさのケージで飼育していれば、部屋に放して遊ばせる必要はありません。爪を引っ掛けることもそうですが、遊ばせている時に起こる事故が非常に多いのです。
どうしても伸びすぎてしまい、適切な環境でも何かに引っ掛けることがあるような場合は切った方が良いのですが、小さな手足の先のもっと小さな爪を安全に切るためには、かなりしっかりと保定をし、その状態をしばらく保たなければなりません。しかしこれはハムスターにとって大きなストレスになります。特に高齢のハムスターでは、ショック死の危険があります。ウサギ(おすすめ度○)
爪自体のトラブルとしては、絨毯などに引っ掛かって根元から抜けてしまうことがあります。爪の伸びすぎから発生する2次的なトラブルとしては、爪が長いために足裏がきちんと床に付かず、かかとの方に負担がかかる結果、飛節びらんが起こることがあります。
太りやすい体質の品種、または餌や運動などの問題で肥満となっている場合、本来のウサギのようにピョンピョンと飛び回ることができず、爪を床で擦ることがないので伸びてしまいます。このような場合は、定期的に爪切りをする習慣を持った方が良いかもしれません。ただし無理に抱きかかえられて爪を切られるのはウサギにとって不快なことですので、逃げようとして暴れ、腰骨などを骨折してしまうという事故も起こります。爪を切る時には、バスタオルなどでウサギの身体を巻いて動かないようにし、ウサギの背中を人の身体にしっかりと密着させ、暴れないようにして切る必要があります。フェレット(おすすめ度○)
遊び好きで興奮しやすい性格なので、絨毯の上で遊んでいる時に急に暴れて生爪を剥いでしまうようなことがあります。
犬や猫と同様に、飼い主とコミュニケーションをとって楽しむ動物ですから、爪は定期的に切る方が良いでしょう。リス(おすすめ度△)
押さえつけられることに馴れていませんので、無理に爪を切ることは大きなストレスとなります。プレーリードッグ(おすすめ度△)
プレーリードッグの爪はかなり長いので、「伸びすぎているから爪を切らなくては!」と思うかもしれません。しかし彼らは穴を掘る動物なので、爪が長くなければ困ります。他の動物についても当てはまることですが、「プレーリードッグを飼う」ということは「爪の長い動物を飼う」ことにほかなりません。
爪が自然に削れるような環境を作れないけれども、プレーリードッグとコミュニケーションを取りたいなら、爪を切らないと飼い主は傷だらけになってしまいます。しかし爪のかなり先の方まで血管がある上に、爪が黒くて見えにくいので、加減して切っても出血することが少なくありません。犬(おすすめ度○)
散歩をすることである程度爪の長さは調節されますが、散歩させる場所、体の大きさや年齢などによっては爪が伸びすぎてしまうことがあります。伸びすぎた爪は、敷物などに引引っ掛けてしまう危険、また人とコミュニケーションを取る時の支障ともなりますので、爪の長さは定期的に確認し、必要なら爪切りをしましょう。
爪の切り方は、まず最初はトリマーに切ってもらい、その方法をよく教えてもらっても良いでしょう。子犬のうちから爪に触られることによく馴らせておくのは、とても大切です。家庭で切る場合は、深爪して血管を傷つけないよう、先の方だけを切るようにして下さい。爪切りは人間用のものを使うと爪が割れてしまうことになりますので、専用のものを使いましょう。モルモット(おすすめ度△)
爪の伸びすぎは極めて少ないので、爪切りの必要はほとんどありません。チンチラ(おすすめ度×)
普通は爪が伸びて困るようなことはありません。猫(おすすめ度○)
猫は爪研ぎをする動物ですが、室内飼育の場合にはそれだけでは足りず、爪が伸びすぎてしまうことがあります。爪の長さは定期的にチェックして、爪切りをしましょう。爪の切り方の注意点は犬と同様です。イグアナ(おすすめ度△)
本来樹上生活をする生き物なので、爪はかなる鋭いです。木の枝を伝って登り降りするなどの立体運動ができないと、爪が極端に伸びてしまうこともあります。また、ケージの網目が溶接していないものの場合、そこに爪を引っ掛けて抜けてしまったり、それによって骨折するという事故もあります。予防策としては水槽(または高さのあるプランターケース)や網目が溶接してあるケージに太目の止まり木を設置し、安全な環境を作ってあげることです。より良い環境は爪から見えてくる?
動物達にとって爪は大切な道具のひとつですから、飼い主である私達には、彼らの爪をきちんとケアする責任があります。ただし、爪を切ることばかりがケアではありません。爪が伸びすない環境を作ること、種別の本来の爪の長さや形状をきちんと把握することが第一に考えなければならないことなのです。
あなたのペットの爪は何本?
動物種 前肢 後肢 犬 5 4 猫 4 5 ウサギ 5 4 ハムスター 4 5 フェレット 5 5 モルモット 4 3 チンチラ 4 4 プレーリードッグ 5 5 シマリス 4 5 ヨツユビハリネズミ 5 4 鳥 4
亀(異なる種もあります) 5 4 トカゲ 5 5