Flower Garden

今回は、キンケイギクを紹介します。

キンケイギク

キンケイギク
写真は友人のSさんから頂きました。Sさん、どうもありがとうございます!
この写真はもしかしたら、オオキンケイギクかもしれません。

キンケイギクはコレオプシスの一種なので、コレオプシスについて書きますね。

キク科
園芸分類:1年草または多年草
花期:6〜8月
用途:花壇、鉢植え、切り花

【特徴と性質】

コレオプシスはキク科の一属で、世界各地に分布し、100種以上が知られています。日本で比較的多く栽培されているのは、ハルシャギク、キンケイギク、オオキンケイギクの3種です。前2者は1年草で、外国のカタログや書籍ではこれらをカリオプシスと呼んで、多年草のオオキンケイギクなどと区別していることがあり、日本でもこの属名で呼ばれることもあります。
ハルシャギク
漢字で春車菊と書きますが、ペルシアギクのなまったものと言われています。ただ、原産地は北米中西部で、何故ペルシアという旧国名がついているのかは、分かっていないようです。花色は黄色に濃赤褐色の大きな蛇の目で、6〜8月に開花します。草丈は60〜100cm程度です。非常に強健で、一度植えるとこぼれダネからよく発芽します。切り花にすると短時間で花弁は縮んでしまいますが、水揚げが良いので、水につけるとすぐ元の張りを取り戻します。
キンケイギク
花色は黄色に紫褐色の小さな蛇の目で、6〜9月に開花します。北米中西部の原産で、草丈は50〜60cmほどです。
オオキンケイギク
6〜8月に黄色花を咲かせます。草丈は50〜90cmほどです。北米原産の多年草で、非常に強健です。雑草ともよく共存するので、高速道路沿いなどによく植栽されています。
【種類と品種】
ハルシャギクには矮性品種や八重咲き品種、黄色の部分がなく全体が濃赤褐色の品種や、逆に黄色の単色の品種があります。
キンケイギクの品種としては、大輪の”ゴールデンクラウン”などがあり、オオキンケイギクには矮性品種の”サンレイ”や八重咲き大輪の”サンバースト”などがあります。
【栽培のポイント】
ハルシャギクは盛夏期と厳冬期を除き、いつでもタネを播くことができ、播き時によって開花時期が変わり、秋播きの場合、6〜8月に咲きます。花壇やプランターに直にタネを播いて、発芽後20〜25cm間隔に間引きます。覆土はタネが隠れる程度に薄くします。土壌は水はけさえ良ければ、あまり土質は選ばず、痩せ地でもよく育ちます。必要なら育苗箱に播いて、発芽後、小苗のうちに定植します。ハルシャギクはよくタネがこぼれて発芽してきますが、タネをとっておき、好きな時に播くと良いでしょう。普通の品種は草丈が高くなるので、必要なら支柱を立てます。
キンケイギクは、ハルシャギクに準じて栽培を行います。オオキンケイギクもハルシャギクに準じて栽培すれば良いのですが、多年草なので、株分けによって増やすこともできます。株分けの適期は9〜10月か3〜4月です。乾燥にはよく耐えます。
ハルシャギクとオオキンケイギクは日当たりの良い所でよく育ちますが、半日陰の所でも栽培できます。キンケイギクは日当たりのよい所で育てた方が良いでしょう。

花言葉は・・・ごめんなさい。分かりません。

上記の文章は
「花づくり大百科」/主婦の友社刊
「すてきなフラワーガーデン」/主婦の友社刊
「花屋さんの花 ポケット図鑑」
を参照させていただきました。

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