こんな時、どうしたらいいの?
(ごめんなさい。Windows95・98のみです。)
私は今はWindows98環境なので、Windows95環境の方は少し異なるかもしれません。以下の文章は「月刊タッチPC」/(株)毎日コミュニケーションズ刊を参照させていただいています。
データの処理速度が極端に遅くなってきた
処理速度が遅くなる一番の要因は、システムが煩雑になってしまっているということだと思います。その結果、CPUへの負担が大きくなり、処理作業に時間が掛かってしまうというわけです。
中には遅くなったからといって、買い換えを考えている方もいるかもしれません。しかし、ウィンドウズはシステムが初期状態に近い程、快適な処理が行えるものなのです。買い換えの決断をする前に、以下の方法を試してみましょう。少しでも初期状態に近くなれば、処理速度も再び速くなるはずです。
キャッシュ・一時ファイルを削除してみましょう
「キャッシュ」(インターネット一時ファイル)とは、インターネットエクスプローラやネットスケープなどのブラウザで、ホームページにアクセスする度に保存されるテキストやGIF画像などのデータファイルのことです。一方「一時ファイル」とは、ウィンドウズが作業用に一時的に作成したファイルです。両者はいずれも自動的に作成されるという共通点を持っており、放置しておくと膨大な量がたまってしまいます。これらは最終的にシステム全体を圧迫し、その結果、処理速度を鈍くさせます。次の方法で、定期的に削除しておく癖をつけておきましょう。
もしウィンドウズ98がインストールされている環境であれば、「ディスククリーンアップ」で検索。削除が可能です。それ以外のユーザーは、手動で削除することになります。
まず「一時ファイル」は「Windows」フォルダ内の「Temp」フォルダに保存されているので、削除しましょう。
また「キャッシュ」はIEの場合、メニューの【表示】→【インターネットオプション】→【全般】タブ→【インターネット一時ファイル】の【ファイルの削除】で削除できます。ネットスケープの場合も、メニューの【編集】→【設定】→【詳細】→【キャッシュ】の中でクリアできます。
- フォントデータを削除してみましょう
コントロールパネルの中の「フォント」を覗いてみましょう。沢山のフォントがありますね。フォントはワープロソフトなどをインストールすると自動的に追加されるため、気が付くと数十種類に増えていることが多いのです。
フォントも英文フォントなら数百KB程度のサイズですが、日本語フォントになると数MB、ファイルサイズが大きいものだと10MB近くになります。こうしたフォントはハードディスクを占領するため、当然処理速度も遅くなります。不要だと思われるフォントはアンインストールしておきたいものですね。「コントロールパネル」→「フォント」を開きそのまま削除したいフォントを選択して削除すれば良いのです。
しかしここで注意!
ウィンドウズ自体が表示に使用しているフォントというものがあります。このフォントを削除してしまうと、システムに異常をきたす場合があります。フォントフォルダを開くと、フォントのアイコンが赤、青、緑に色分けされていますね。このうち削除可能なのは、青いアイコンのフォントだけです。
【類似】ボタンを押して「類似の基本となるフォント」を選択すると、類似性の高さが高・中・低で表示されます。似たようなもので不要なものは、削除してしまいましょう。
- Windows95ユーザーならIE4を外してみましょう
もし、どうにも処理速度が遅すぎる場合は、メモリ不足が原因です。例えばWindows95ユーザーの場合、インターネットエクスプローラ4.0以上をインストールすると、動作がとんでもなく遅くなる場合がありますが、この場合もメモリ不足です。少なくとも64MB程度までメモリを増設するか、インターネットエクスプローラ本体のみをアンインストールしてみましょう。
アンインストールが嫌なら、アクティブデスクトップを外すのも効果的かもしれません。
Windows98ではインターネットエクスプローラを削除することはできないので、メモリを増設するしかないでしょう。