牡丹紋


牡丹
牡丹
杏葉牡丹
杏葉牡丹
鬼牡丹
鬼牡丹

++家紋の由来++
「牡丹紋」は藤原氏正系を示す紋章で、使用できるのは近衛家及び、これと婚姻関係を有する数氏に限られていました。即ち公家では鷹司、難波の両家、武士では上総野国矢田松平氏、伊達、津軽(常陸宮妃華子さんを出した)、鍋島、島津(おスタちゃんこと貴子さんが嫁いだ)の5氏です。

寺院でも、藤原氏の氏寺の奈良興福寺、近衛家の女人が幾人も嫁いだ京都本願寺など、数ヶ寺が寺紋としたのみでした。従って江戸時代には菊、葵に次ぐ、最も権威ある紋章とされていたのです。藤原氏がこれを用いたのは、牡丹が胎蔵界曼荼羅のシンボルであるところから、子孫の繁栄を願ってのものと思われます。

この他、清和源氏頼光流及び満快流の諸氏も家紋としましたが、これらは「牡丹に唐獅子」の獅子を省略したもので、本来の牡丹紋ではありません。

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++使用者の姓氏++
<藤原氏系>
近衛 鷹司 難波 津軽 松平 伊達 林 鍋島 杉 河村 佐山 中川 春日 幸田 福島 多羅尾 辻 重田 西村 石野 石尾 荒木
<源氏系>
真崎 島津 本間 原 富安 伊達 中川 多田 村垣 樋口 松本
<平氏系>
山口
<中原氏系>
石野

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植物紋と系譜