今帰仁城


「今帰仁城」と書いて「なきじんぐすく」と読みます。

沖縄北部の観光地として親しまれている場所です。2月の初めに行ったのですが、寒緋桜が綺麗に咲いていました。

今帰仁城跡

沖縄本島では、本土の室町時代にあたる時代を三山王鼎立時代と言います。当時の沖縄は琉球という王国でした。今帰仁城は北山王の居城でした。

今帰仁城は万里の長城のミニ版のような城壁が連なっています。

今日、城址公園となっている部分は内城の区画で、更に外側に二重もしくは三重の城壁が取り囲んでいました。北山王が14世紀末から15世紀初めに築城し、順次拡張、整備されたものです。
城址公園入口には拱門と呼ばれる琉球特有の石門が開かれています。平郎門と呼ばれ、左右には狭間が切られています。狭間は城壁内から見ると、部屋の壁に開けられた窓にあたります。この部屋は二の曲輪に入るものをチェックする番所を兼ね、小さな窓から常時監視していました。
城址最高所には、北山王の西殿跡と共に、火の神を祀る神殿、拝所が残っています。この神殿は今も、今帰仁の人々の心の拠り所となっています。

上記の文章は

日本の城/西ヶ谷恭弘著(主婦の友社)

を参照させて頂きました。

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