米沢上杉祭り 川中島合戦の様子 -その1-


1995年5月3日に行われた「米沢上杉まつり」の様子です。毎年、この時期に、数日にわたって行われるのです。

もうとにかく人、人、人・・・。取材陣も沢山いたので、見えにくいのなんのって。私は一応桟敷席にいたのですが、マナーを守らない方がどんどん前の方へ出てきて・・・。

でも、川中島の合戦の様子を再現していてとても見ごたえがありました。上杉軍と武田軍の方々がムキになって戦っているのがおかしかったです。私は近畿日本ツーリストのツアーで行ったのですが、お土産に「毘」の旗やら手ぬぐい、ハンカチ、お酒やらをいただきました。
この時は、日本古式砲術演武大会というものも開催され、目の前で日本各地の砲術が見られて、大感激!圧巻でした。

写真の映りが悪いです。すみません。

◆米沢上杉まつり 川中島合戦概略◆ -その1-

14:00 物見の馬が、上杉陣に駆け込み謙信公へ武田方状勢を報告。

前段
謙信公の号令の元、出陣の儀式「武てい式」をとり行うべく会場へ移動する。
てい式会場へ全軍団が終結し、儀式終了後火縄銃発砲、必勝祈願の押前の鬪をあげ、川中島に出撃する。

この武てい式とは、謙信公が神仏の大前で出陣の意義を報告し、反省し、正義の戦であるとの啓示を得て神仏の加護を願い、特に悪魔を払い降す降魔の神「毘沙門天」を信仰していたので、その戦勝を祈願するために行っていたものです。 

一方、武田方でも出陣の儀式「三献の儀」をとり行うべく、会場へ集結する。
御屋方様の下知により、川中島に出撃、鶴翼の陣を張る。

武てい式
ぶていしき
の様子(真ん中に謙信公が座っています。)

序盤
永録4年9月10日卯の下刻(午前7時)川中島決戦の火蓋は切って落とされた。
<史実は深い朝霧の中であったため、発煙筒で代用。>
上杉陣より物見の馬が放たれ本陣に戻り敵情報告を受け上杉方は、車がかりの陣形をとり、出撃する。
上杉鉄砲隊の発砲で、合戦の火蓋が切られ、武田の騎馬隊がそれを迎え撃ち武田鉄砲隊の発砲へと続く。
序盤

槍隊
槍隊ですね。

中盤
上杉の先手軍団、柿崎隊と武田穴山隊が一戦を交え、双方退却後、武田馬場隊と上杉二の見軍団水原隊が激斗し双方退く。
武田軍が前方に移動し陣を構える。
次に武田山本隊と上杉須田隊が、激突。両軍の鉄砲隊発砲に続き、上杉直江隊と武田諸角隊の白兵戦が繰り広げられる。
中盤

上杉と武田の激突
上杉と武田の激突!(かなり本気になっています。)

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◆歴史絵巻◆