雲峰寺
平成12年10月21日、武田信玄ゆかりの地である雲峰寺を訪ねました。
8:03にバスで新宿を出発し、9:19に談合坂サービスエリアへ到着。
9:35に談合坂サービスエリアを出発しました。
前日まで天気が悪かったのですが、この日は見事に晴れ渡り、富士山がよく見えました。
10:08、大和村を通過。この地は武田家終焉の地らしいです。
一部、紅葉が始まっていました。
10:10、勝沼インターチェンジを降りました。
さすがにぶどう園が沢山あります。
甲州街道を通っていると、本陣槍掛けの松がありました。
ここに本陣があって、この木に槍を立て掛けていたのだなと、ちょっぴり感動を覚えました。10:44、ようやく雲峰寺に到着。
標高1000mの所にあります。庫裏
雲峰寺は秩父多摩国立公園の一部で、中里介山の小説「大菩薩峠」によっって広く知られている大菩薩峠の麓にあります。
昔は青梅街道を通って大菩薩峠(雲峰寺から約8km)を越す旅人は、山麓のこの寺に詣でて、仏心の加護を念じて峠に向かったそうです。
天正10年3月、東山梨郡田野の郷にて武田勝頼一統は、小山田信茂の攻撃のために天目山より道を大菩薩峠に至り、上州安中の城に落ちのびんと企てましたが、織田勢の追撃は激しく、遂に自刃の止むなきところとなりました。その際、敗残の兵が山路を逃れてこの雲峰寺に辿り着き、宝物を納めたということです。宝物殿
裂石山 雲峰寺というだけあって、近くには裂石と呼ばれる石があります。
時間がなくなってしまい、見ることができませんでしたが・・・。雲峰寺の桜の木
宝物殿では武田家所蔵重宝展が行われていました。
信玄直筆の風林火山の旗や楯無鎧(大河ドラマで「御旗楯無し」と皆で叫ぶアレですね)、信玄が使っていたという鉄扇や矢、兜の上につけていたという観音像などが展示されていました。
信玄の父、信虎や信玄、織田信長、徳川家康の書状、そして日本で一番古いという日の丸の旗もありました。
950年以上前のものだそうです。本堂
こちらの住職さん直々に楽しいお話を沢山聞かせて下さいました。
京都の南禅寺で修行を重ねた方だそうで、考え方はさすがに道を究めたという感じですが、どことなく俗っぽい(失礼な言い方かもしれませんが・・・)ところもおありで、とにかく楽しいひと時を過ごせました。鐘付き堂
こちらのトイレは汲み取り式でしかも、便器の形の蓋がついているというものです。
久しぶりにこういったトイレに遭遇しました。(^^;
しかし、蓋がついていうものは初めて・・・。門
近くには川が流れ、コスモスが綺麗に咲いていました。
とても閑静で素晴らしい場所です。知識はここで・・・
近くにあった売店は「孫子の旗」という名前でした。
さすが・・・。石碑