あなたの会社は幕末で言うと「水戸藩」です。

領地 常陸茨木郡水戸（茨城県水戸市）

石高 35万石（御三家）

藩主 徳川斉昭（なりあき）

【水戸藩 −熾烈な内部抗争−】
勤王の家元とも言うべき水戸藩からは尊王攘夷思想に多大な影響を与えた藤田東湖（とうこ）が出たが、安政の大地震で不幸にも圧死。

その後、水戸藩を脱藩した浪士達は桜田門外の変を起こしたり、イギリス公使館を襲撃したりした。

しかし、それと並行して、藩内では勤王と佐幕の熾烈な抗争が続いていた。

密勅降下事件によって火がついた不毛な藩内抗争は、有能な人材を卑小な藩内政治に封じ込めて活躍の機会を奪った。

旧藩主・斉昭が没すると勤王への圧力が強まり、追いつめられた攘夷過激派は天狗党を名乗って筑波山で挙兵した。

天狗党は各地で転戦後、福井藩に投降し、全員が斬刑となった。

最後の最後に勤王派が勝利、函館に兵を出したが、明治新政府で要職についた水戸藩士は皆無である。

【会社としてどうか】
・トップは有能ですが、自分と違う考え方を認めないタイプでもあります。

・多くの有能な人材がいますが、社内での激しい勢力争いに力を裂かれて活躍する暇がありません。

・定番アイテムともいうべき商品/サービスを持っていますが、開発した人物がいなくなり、他社にお株を奪われるかも知れません。

・相性の良い会社は尾張藩タイプ、福井藩タイプ