安喜県に巡察に来た督郵(あんきけんにじゅんさつにきたとくゆう)


督郵は固有名詞ではなく、官職名。行政の監察官のこと。『演義』に「督郵」として登場する人物の姓名は不詳。正史にも記述がない。定州 中山府安喜県県尉に任ぜられた劉備の所へ視察に来て、賄賂を要求し、横暴に振舞ったため、張飛(陳寿『三国志』では劉備)に鞭打たれる。劉備は印綬を督郵の首に掛け、辞職して去る。督郵は中央に訴え、そのため劉備に追手がかかった。

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三國志 ア行