伊尹(いいん)


殷代初期の名臣(『史記』殷本紀他に見える)。殷の湯王に召され、夏の桀王を滅ぼして殷の天下をもたらした。更に湯王の後外丙・中壬の2王に仕えたが、次の太甲が暴虐だったため、太甲が悔い改めるまで桐宮(桐という土地の宮殿)に追放した。物語中には名臣としてよりも、帝王追放の実例として専権・簒奪の口実に使われることが多い。

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三國志 ア行