尹大目(いんだいもく)
魏の大将軍曹爽に信任のあった
殿中校尉
(
でんちゅうこうい
)
。クーデター後の司馬懿の命令を受けて、曹爽を欺いておびき寄せる書面を届けた。司馬懿の死後はその子司馬師に仕えていたが、いつか司馬師を殺して曹爽の仇をとろうと考えていた。彼は
毋丘倹
(
かんきゅうけん
)
と組んで反乱した文欽とも親しく、時に司馬師の死の近いことを知り文欽を引き留めて司馬師を殺させようとしたが、その意に気付かぬ文欽が自分に向かって矢を射かけようとするのを見て、泣きながら引き返した。
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三國志 ア行
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