禹(う)


夏王朝の始祖と伝えられる人物。父のこんの治水失敗の後を受け、家を出たまま13年懸命に治水事業に努めた。堯から舜、舜から禹へは禅譲が行われたが、禹の後は子の啓が継ぎ、世襲となったとされる。(『史記』夏本紀)

『演義』では聖王として、また治水のことと智恵が豊かであったことで引かれる。馬謖ばしょくが自分を鯀になぞらえ、自分の息子を用いて欲しいと孔明に望んでいるというエピソードも見られる。

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三國志 ア行