- スズメ目ヒヨドリ科
Brown-eared Bulbul
Hypsipetes amaurotis
全長27.5cm
漢字は「鵯」
- 見分け方
ハトとスズメの間くらいの大きさで、長めの尾を持つ鳥。波型の飛翔をします。雌雄同色。ボサボサの頭部は、青灰色、頬に褐色があります。背から腰、翼、尾にかけては暗褐色、腹部に黒い縦斑と下尾筒に白色に縁どられた淡黒色の羽毛が目立ちます。嘴は黒くとがっています。
- 鳴き声
ピーョッ、ピーョッ、ピーヒョロリなどとうるさく鳴きます。
- 分布
日本全国と朝鮮半島南部、台湾、フィリピンの一部に分布しますが、多くは標行程度の移動をします。極東地域特産の鳥です。
- 特徴
都心では冬鳥でしたが、1960年代後半より繁殖の兆候が見られるようになり、現在では1年中全国の市街地に生息します。秋と春の移動の時は、数百羽以上の群れとなることもあります。庭に来て柿など木の実を食べたり、椿や梅などの花の蜜を好みます。4月下旬〜8月に低い得だ枝などに枯れ草、枯れ枝などを使って椀形の巣を作り、3〜5個の卵を産みます。雛は約10日で巣立ちますが、すぐには飛べません。
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