かに座
春の到来を告げる小星座、肉眼でも分かるプレセペ星団に注目
※あまりうまく描けなかったので、下の図は正確ではありませんが、参考にはなると思います。
黄道12星座のひとつで、メンバーの中では最も暗く目立たない星座ですが、星占いに使われるため、名前だけはよく知られています。
ここにはプレセペ星団と呼ばれる有名な星団(星が沢山集まったもの)があります。空が暗く澄んだ所なら、肉眼でぼーっと輝く光の雲に見えます。
ギリシャ神話によると、これはアミモーネの沼に住む化けガニの姿で、友達のヒドラが英雄ヘラクレスに退治されそうになったのを見て助けに出たものの、逆にあっという間に殺されてしまいました。これを見た神様が友情を讃えて星座に上げたということです。1月〜2月の夜9時頃東の地平線に姿を現し、3月の夜9時頃には頭の真上近くに輝いて、真っ先に春の訪れを告げる星座です。ふたご座としし座の間にあり、プレセペ星団が目印です。2星座の丁度真ん中付近にぼーっと輝く光の雲が見えたら、それがプレセペです。カニの甲羅の部分にあたります。よく目を凝らして見ると、光の雲を取り囲むように4つの小さな星が輝き、ここから四方へカニの足が伸びています。