酢漿草かたばみ


酢漿草
酢漿草
剣酢漿草
細桔梗
蔓酢漿草
一文字剣桔梗

++家紋の由来++
「酢漿草紋」は酢漿草の葉または、実と花を型どった紋章であり、家紋に選んだのはその美しい曲線に魅せられたからだと言われています。

戦国時代には四国の豪雄・長曾我部氏がこれを用いたと伝えられています。その由来について『筑紫軍記』では次のように述べています。

「先祖の元親は、秦の始皇帝の末孫である。本朝(日本)へ来朝して朝廷に仕え、秦氏と称した。15代の後裔は、川勝秦大臣広隆だ。その末流の秦能俊は、初めて土佐国に下り、長曾我部、江村、野田、吉原などを領した。ある時、朝廷からお呼び出しがあり、参内すると、尊盃を頂いた。その盃の中に鳩酢草かたばみの葉が一葉浮んでいた。それでこれを拝し、家紋としたのである」

江戸時代、大名では松平氏や森川氏や酒井一門などがこれを用い、それが家臣にも広まってその数は160家を上回りました。

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++使用者の姓氏++
<源氏系>
松平 酒井 堀越 岡田 本多 鳥山 太田 杉岡 山田 彦坂 依田 千村 武田 曽根 小宮山 早川 三間 村上 中川 竹本 肥田 井野 吉田 森川 福林 角倉 小倉 西尾 東条 坂本 奥山 田中 飯田 松岡 田屋 名倉 高島 川島 森川 喜多村 田代 滝野
<藤原氏系>
加藤 疋田 内藤 中野 伊藤 松田 勝田 細井 大久保 前田 千葉 大村 西山 村越 座光寺 足立 植村 粕谷 栗本 益田 丸橋 中島 永島 中川 川井 藤堂 成瀬 早川 浦野 三田 川崎 馬場 小林 大畠 西田 中村 河村 滝野 長谷川 川谷 大柳 池田
<平氏系>
岡野 中川 酒井 河原 保田 団 遠藤 豊島 山本 室 風祭 岡室 豊田 川西
<橘氏系>
高橋
<秦氏系>
平野 服部
<中原氏系>
多賀
<丹治氏系>
小森

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植物紋と系譜