- ブッポウソウ目カワセミ科
Common Kingfisher
Alcedo atthis
全長17cm
漢字は「翡翠」
- 見分け方
飛ぶ宝石と言われ、大変美しいスズメくらいの鳥です。体に比べて頭部と嘴が大きく、尾羽は短いです。頭上から背面にかけては金属光沢の青色に見えます。翼上面も同色で、腰の部分はコバルト色です。嘴は雄は黒く、雌は下が赤くなっています。足は赤色です。過眼線は赤に続いて白色があり、嘴の付け根も白くなっています。腹部は赤褐色です。
- 鳴き声
チィーと鳴き、繁殖期にはツィチッチッと鳴き交わします。
- 分布
ユーラシア大陸、アフリカ、東南アジアからメラネシアまで広く分布し、日本では冬期、全国的に水辺で見られますが、北海道では冬期には数が減ります。
- 特徴
昭和30年代後半を境に、各地から姿を消していった鳥でしたが、最近では市街地の池のある公園や水辺でも見られるようになっています。ただし巣作りのために土手がコンクリート護岸になったので、住みにくいようです。川の汚れも減少の原因です。小魚、昆虫などを餌とし、ホバリングしながら水中に飛び込んで捕らえます。
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