桔梗紋


桔梗
桔梗
細桔梗
細桔梗
一文字剣桔梗
一文字剣桔梗

++家紋の由来++
明智光秀を出した、清和源氏頼光流土岐氏一族の代表家紋です。これを用いたのは、『見聞諸家紋』によると「ある野戦が行われた時桔梗の花を冑に挿して戦い、大勝利を得た。それを記念にして、家紋としたのである」といいます。

いつ頃誰が用いたのかはっきりしませんが、元祖の源頼光に始まるとの説があり、頼光の流れをくむ諸氏の中にも家紋とする者が少なくありません。

桔梗紋が初めて文献に出てくるのは『太平記』です。同書巻32南朝方勝利の条に「土岐の桔梗一揆、水色ノ旗ヲ差上、大鍬形ヲ夕陽ニ輝シ、魚鱗ニ連リテ六七百騎ガ程ヒカエタリ」と記されています。

その後明徳3年(1392年)の『相国寺塔供養記』に、土岐美濃守頼益が直垂ひたたれに桔梗紋を用いたのが見られ、土岐氏が代々この紋を使用していたことを示しています。

また『明智系図』には、「家紋は水色桔梗なり」とあります。土岐氏系の紋章は、水色で着色された珍しいものです。

桓武平氏系の江馬(江間)党でも用いていますが、これは土岐氏から下賜されたものと思われます。

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++使用者の姓氏++
<源氏系>
土岐 松平 花井 荒川 小柴 榊原 丸毛 太田 遠山 恒岡 池田 高田 能勢 川窪 窪田 深見 山本 土田 奥村 広瀬 山田 植村 竹本 小田切 福島 久島 脇坂 三沢 柴村 蜂屋 深沢 小黒 鷲巣 菅沼 安藤 勝矢 金森 飯島 新村 弓削多 揖斐 土井 妻木 保保 仙石 徳山 肥田 岡田 知久 斎田 尾島 岩間 大原 田代 大八木 大石 杉江 秋間
<藤原氏系>
田中 青山 朝比奈 曽谷 斎藤 遠山 葉山 富見 桑山 大村 清水 山岡 太田 高田 小山 寒河 中島 狩野 泉本 祖父江 有壁 岩田
<平氏系>
原田 笠原 太田
<橘氏系>
斎田
<菅原氏系>
清洲
<紀氏系>
菅谷

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植物紋と系譜