- キツツキ目キツツキ科
Japanese Pygmy Woodpecker
Picoides kizuki
全長15cm
漢字は「小啄木鳥」
- 見分け方
日本産キツツキ類の中では最も小さいです。頭から尾の先まで翼を含めて黒褐色で、背と翼には白色の横縞が沢山あります。下面は白色で、両側に褐色縦斑が並びます。顔は灰黒褐色で、白い眉斑と頬線があります。雄の後頭部に小さな赤斑がありますが、野外では観察しにくいようです。
- 鳴き声
ギィー、キッキッギィーと鳴きます。
- 分布
中国東北部、朝鮮半島、ウスリー川、カムチャッカ半島、サハリンに分布します。日本では北海道から琉球諸島まで広く生息する留鳥です。平地から山地の林に生息します。秋冬に、山地から暖かい平地に移動するものもいます。
- 特徴
最近は東京23区でも1年中見られるようになり、繁殖例も増加しています。これはアメリカシロヒトリ駆除の薬剤散布が減って、餌が捕りやすくなったためと、酸性雨など公害の影響で、巣を作るための枯れ木が増えているためではないかと思われます。冬期、山地ではシジュウカラの仲間などと、群れ行動をとります。
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