Piariからのメール
これからサンフランシスコにでも行こうかと思っています。
現地に着いたら連絡します。
サンフランシスコってカリフォルニア州でしたっけ?

では、また。
Piari (ちょっと不安)
今、サンフランシスコ空港に着きました。
天気は上々です。
やっぱりサンフランシスコはカリフォルニア州にありました。

またメールします。
早速観光をしています。写真を撮ったので送ります。

ところで、ケーブルカーに乗っていたら、駆け込み乗車をしてきた人に思いっきりぶつかりました。
「痛い!」と叫ぶと、日本語で、「どうも、すみません」といわれました。
あまりにも勢いがあったので、Piariだけでなく、周りの人たちにもぶつかったようで、皆いっせいに「痛い!!」と叫んでました。

見ると日本人でした。
やはりここサンフランシスコにも日本人の観光客は多いようです。

サンフランシスコには坂がたくさんあります。...
わかった!だからケーブルカーなんだ!
ホテルからメールしています。

さっきケーブルカーで会った人とホテルのロビーでまた偶然会いました。
同じホテルに滞在しているそうです。
麻生さんという人で、明後日、サンディエゴに一度出て、アラバマまで自動車で行くそうです!
車で大陸を横断するなんて...
アラバマはアメリカ大陸の反対側です!(さっき地図で確認しました)

では、おやすみなさい。
今日はゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)に行ってきました。
1937年に作られたとは思えないほど立派な橋です。
昭和でいえば12年ですから、驚きです。
長さは1280メートル。

景色も最高です。
写真に写っている女の子はカメラを構えたらかってにポーズをとった見ず知らずの人です。

Piari
サンディエゴまで麻生さんと行くことにしました。
運転は麻生さん、私は地図係りです。
サンディエゴには2日くらい滞在し、私は麻生さんと分かれてメキシコへ行きたいと思っています。

では。
サンディエゴに着きました!
結構距離がありました。
多分600km位だと思います。(日本でいうならば東京大阪間位です)

これからホテル探しです。
そして夕飯。
あぁ、お腹がすいた!

ではまた明日にでもメールします。
麻生さんは自動車でほとんど全米をくまなく旅をしているそうです。
ほとんどが一人旅です。
英語も達者で、安心して旅ができます。
スポーツの話になると熱っぽくなるので、かなりスポーツ好きとみました。

さっきロサンジェルスを通過しました。
ロスでは昼食を食べたので、少し眠いです。
あと2時間弱でサンディエゴ着の予定です。
まだ7時だというのに、麻生さんがドアをノックして起こされてしまいました。
何でも、こんなに朝早くから町を案内してくれるというのです。
まだ眠い。
麻生さんは友人のマースリー トレイドさんの家へ連れて行ってくれました。
マースリーさんはベネゼエラ出身で、今サンディエゴの学校に通っています。
3人で庭に出て昼食をとりました。
写真は彼女のです。

マースリーはテニスで頑張っているそうです。
普通の旅行ではこういう経験はできなかったと思います。
麻生さんとサンディエゴに来て正解でした。
麻生さんがサンディエゴにあるシーワールドへ連れて行ってくれました。
写真はそのときに撮ったものです。
マースリーもいっしょでした。

麻生さんは明日、サンディエゴを発ち、東へ進むそうです。
いっしょに行かないか誘われましたが、少し迷っています。

おやすみなさい。
4時に麻生さんに起こされました。
で、グランドキャニオンをみたくないかと聞くのです。
見たい、と答えると、じゃあいっしょに行こう、ということになってしまいました。
メキシコ旅行は次の機会にします。

またあとで連絡します。
Piari

追伸 地図を見たら、グランドキャニオンまでかなり距離があります。
700kmの車の旅。何ともアメリカ的な旅でした。

すでに外は暗く、ホテルも見つからなかったので、車で休む予定です。
この景色は何なんでしょう!
グランドキャニオンは一度でいいから来るべきところです。
この景色は表現のしようがありません。

写真に写っている女の子はミーズーリ州から遊びに来ていたキャシーさんです。
とても愉快な人で、すぐに友達になれました。
ソフトボールの選手だそうです。

この国はとても大きいです。

Piari

追伸 グランドキャニオンは The Grand Canyonと書き、the が先頭につきます。
キャシーさんにその理由を聞いたら「そういうものなの」という答えでした。
そういうものらしいです。(ちなみに東京タワーには The がつかないそうです)
ハウディー!

昨夜はホテルに泊まれました。
昼は暑いのですが、夜はかなり冷え込むので、ホテルでぐっすりと眠れました。

さて、これからどこへ行くか、コインを投げて決めました。
次はニューメキシコのホワイトサンズというところです。

麻生さんはアスレチックトレーナーというアメリカの資格を持っている数少ない日本人だそうです。
サンディエゴで会ったマースリーもテニスで怪我をしたときに麻生さんが治療やリハビリを手伝ったそうです。
アメリカではこのトレーナーの資格がないとトレーナーの仕事がかなり制限されるそうで、日本とは制度にかなりギャップがあるみたいです。
なんか凄い人といっしょに旅行をしています。
ホワイトサンズの近くのホテルに着きました。

明日、またメールします。
これまた凄いです。砂漠の砂が真っ白。
名前のとおりの場所です。
これで海があれば完璧な砂浜の出来上がりです。

でも麻生さんの車が調子悪いです。
さっき、エンジンをかけようとしたらかかりませんでした。
もしエンジンが動かなかったら...このへんにはわれわれ以外誰もいません。
ちょっと心配です。
やっとホテルに着きました。
結局車はエンジンが壊れてしまい、修理に5日はかかるそうです。
ヒッチハイクして近くのガソリンスタンドへたどり着き、今、やっとホテルに戻ったところです。
明日からどうするかまだ決めていません。
麻生さんは車が直るまでここに滞在し、車での旅行を続けるそうです。
最終目的地はアラバマにある高校で、トレイナーのインターンをやったところだそうです。

私はこれからフロリダへ行きます。(バスで)

今となってしまえば、とても楽しい自動車の旅でした。
バスでテキサスからオクラホマに入ったところで、バスを降りました。
モーテルでも探して休もうかと思ったからです。
しかし、あまりにも小さな町で、(町の名は Sweetwaterです)モーテルがありません。
それどころか、何と荷物は次のバスで届くというのです。

ところがそのバス停をかねている雑貨屋さんが2日間休みなので、荷物は2日届かないというのです。

泊まるところもないし、荷物もないし....この町には雑貨屋さん以外何もなさそうです。
もちろんテグレットの支社もオクラホマシティーまで出ないとないそうです。
あの雑貨屋さんの前で中をのぞき込んでいたら、自動車が止まりました。
そこで私は思わずMay I help you????と叫んだんです。
そうしたらその人、きょとんとした顔で私を見つめるのです。
そういえば、この英語ちょっと間違えてました。
しかし事情を説明すると早速隣町の保安官を呼んでくれました。
そして今、保安官のパトカーで隣町 Sayre にあるホテルに入ったところです。
あとで詳しい話をメールします。
とにかく寝ます。

Piari

追伸 保安官の車に乗ると私が持っていた手提げかばんを預かる、といわれました。
そのときは深く考えませんでしたが、多分これは拳銃が入っていることを想定したことだと思います。
荷物はやはり明日まで届かないようです。
昼はホテルを出なくてはいけないので、保安官の事務所でお世話になっています。
今夜はまたホテルで、明日の朝荷物を受け取る予定です。

保安官事務所には留置場があり、20人位が留置されていました。
保安官以外に警察官が4人います。
今日は昼食もご馳走になりました---囚人3人と!
彼らはここでいろいろと手伝いをしていたので、まさか囚人とは思いませんでした。
食事中に囚人だとわかったのです。

私もお世話になっているので、いろいろと手伝いをしています。
でも、とても小さな田舎町なので、事件も少ないようで、のんびりとしています。
ここはフロリダです。
バスでフロリダまでの旅をつづけようかと思ったのですが、根性がなくて、飛行機できてしまいました。

さすがにフロリダは暖かいです。
これからNASAのスペースセンターにいってきます。
ご存知、あのNASAに行ってきました。
写真はロケットの写真です。
さすがに本物のロケットは大きいです。

明日は砂浜を見学してきます。
本当ならばあの有名なアミューズメントパークにいくところなのですが、今回はパスします。

おやすみなさい。(今、夜の10時です)
今回の旅は結構長くなったので、そろそろ帰路につきます。
戻ったらまたメールします。

自動車の旅、いろいろな人との出会い、囚人との食事....何ともいろいろなものがまぜこぜの素晴らしい旅行でした。

では、また。
麻生敬さんが弊社アラバマ支社に尋ねてこられました。
伝言をあずかっていますので、転送いたします。

テグレット技術開発
アラバマ支社
モニカ ジャクソン
(Monica Jackson)

Piariさん といっしょにカリフォルニアからニューメキシコまでいっしょに旅をした麻生敬ともうします。
私は本日、無事にアラバマに到着しました。
Piariさんにはいろいろとお世話になりました。
本当にありがとうございました。

麻生敬
戻ってまいりました。
麻生さんは無事にアラバマに着いたのか少し心配ですが、楽しい旅でした。

また旅に出たいので、お願いです、旅に出してください。

Piari

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