Piariからのメール
これから出発します。

まず最初の目的地はパナマです。パナマといえば運河!!

「運河」を最初に見物出来るとは何て「運が」いいのでしょう(^_^;)。

ところで、パナマって北アメリカ、南アメリカ??どちらなんでしょうか。
綺羅は地理に詳しいかな。
学校で地理の時間に習ったはずなんだけど、すっかり忘れてしまいました。
は〜い、綺羅さん。
今私はパナマにいま〜っす。

今回の旅行はバスを乗り継いで、メキシコまで行く予定です。
確認のためにバス乗り場に行ったら、とてもカラフルなバスが止まっていたので写真を撮りました。
でも乗るバスはこういうバスじゃなく、普通のバスなんだろうな。

バスの出発までかなり時間があるので、パナマ運河を見に行こうと思っています。

ああ、そうそう、パナマは南アメリカでも北アメリカでもありません、中南米という区分があった事を思い出しました。
でも中南米なのか、南米なのか、とても微妙な位置にありますね。
また悩んでしまいます。
パナマ運河を見物中です。

運河を小さな船が通過していきます。
あまり普通の川を船が行くのと変わらない感じがします。
こんなんじゃ思わず、「金かえせ〜」と言いたくなっちゃいますよ。
だってそこらの川みたいなんですから。

などとほざいていたら、ほえ〜、すごい!!!
写真を見て下さい。
こんなに大きな船も運河を通行するんですね。
間近で見るとまるで巨大なビルが川を渡っていくような感じがします。
「金かえせ〜」発言は謹んで取り消させていただきます。
かわりに「パナマ運河最高!!」と言わせていただきとうございます。
しまった、ついつい時間のたつのを忘れて、バスにのりおくれてしまいました。
まあいいや、次のバスに乗って出発します(^_^)


などとつい30分前には思っていたのですが、バスが..........
さっき出たのが最終バス........。

おまけに宿を探したけれど、全部満杯。
空いてるのはとても宿泊出来そうにない高級ホテルだけでした。
こんなホテルに泊ったら、即持ち金使い果たしてしまいます。
来て、泊って、為すことなく帰るなんてえのはいやだよ〜。

でももうくたくたで、お腹もペコペコです。
こんな状態じゃいいアイデアも浮かびそうにないので、目の前にある中華料理屋に入って腹ごしらえをします。
脳味噌に栄養を行き渡らせれば、何か名案が浮かぶかもしれませんから。
私は今、あなたにこの「心暖まる話し」を伝える事が出来る喜びに打ち震えています(って、おおげさかな)。

よほど暗い顔をしていたのでしょう。
中華料理屋でご飯を食べていると、店員に「何かいやな事でもあったのかい」と話しかけられました。

バスに乗り遅れて、宿が見つからない事を話すと、いたく同情してくれました。
私のつたない英語で一生懸命しゃべったのが注目されたのか、気がつくと他の店員や店の主人、他の客に回りを囲まれていました。
店の主人が「みんなで泊る所を探してやろう」と言うと、皆が一斉に宿を探しはじめました。
30分程でキャンセルで空いた宿が見つかりました。

宿が見つかると全員歓声を上げて大喜びしてくれました。
本当にうれしかったです。
涙が出てきて、声をつまらせながらも感謝の言葉を一生懸命に口にすると、店の主人は「よかったな、パナマの夜を楽しんでいきな」と言ってくれました。

旅先での親切は身にしみます。
どこの国に行っても人間は同じですね。
パナマ最高!!
おはよう。

本当ならば今日はサンホセあたりに到着しているはずなのに、まだパナマです。
でもバスに乗り遅れたおかげで、パナマの人たちの温かい気持ちに触れる事が出来たから、むしろバスに乗り遅れてよかったような気がします。

ああ、Piariの氷のように凍てついていた心が、温かい人の心に触れて溶けだすのが......って感傷にひたるのはバスに乗ってからにします。
また乗り遅れたら笑い話にもなりませんからね!!
あ〜、またバスに乗り遅れた......... なんちゃって〜。
えっ、全然面白くない。
どうも失礼しましたm(__)m。
え〜、今コスタリカ行きのバスに乗ってます。
写真は窓から見えたパナマ湾です。

バスで隣あわせた人に、パナマは北米か南米か中南米かと聞いたのがきっかけで、バスの中で大論争が始まってしまいました。

北米派の人は、コロンビアとパナマ国境が北米と南米の境だと主張します。
中南米派の人は、メキシコからパナマまでを中南米と呼ぶと主張します。
しかし、一番多かった意見は、アメリカに南も北も無い、全部でアメリカだ!!というものでした。

なるほど、よく地図を見ると、北米と南米は切れ目のない地続きですね。
学校では南アメリカ大陸と北アメリカ大陸と習った記憶がありますが、両方会わせて汎アメリカ大陸とした方が勉強で覚えなくてはいけない項目が減ってよいかもしれませんね(^o^)
コスタリカのサンホセに到着しました。
一晩バスに揺られて、とても疲れました。
お尻もいたいです。

しかし、サンホセは標高が高いのですごしやすい気候です。
とても中南米、じゃ無かった汎アメリカ大陸中央部とは思えない程快適です。

おっと、ニカラグアのマナグア行きのバスが来ました。
これからバスに乗り込んで移動です。
しかし、これからどんどん赤道から遠ざかる旅に出るのですが、だんだんと暑くなるのは何か納得行きません。
損した気分がします。
ようやく国境に到着、出国手続き完了と思いきや、すぐに続いてニカラグアへの入国手続きです。

ふ〜、早く終わらないかな〜。
ようやくニカラグアの首都、マナグアに到着しました。
そんでもって今夜の宿を見つけました。
部屋の写真を送ります。
宿のお値段はとても安いのですが、少々というか、何と言うかおんぼろです。

でも体を伸ばして休めるのなら、硬い木のベンチでも岩の上でももう何でも今はよし!。
そんなわけでベッドさえあれば何も文句はありません。

お腹がペコペコの時に何を食べても美味いのと同じようなものでしょうか。
まあ、そんなごたくはともかく、これからベッドに倒れて寝ます。
なんじゃこりゃ〜(写真参照!!)。

ベッドに寝転がってなにげなく天井をみたら、びっくりしました。

びっくりしたのですが、そんな事をこれから追求する元気は実はありません。

うーん、でもあの赤いセロハンは何なのだろう??

とにかく疲れたし、明日は早朝に出発するので余計な事は考えないでもう寝ます。
考えると眠れなくなっちゃいそうなので。
話は昨夜にさかのぼります。

私「明日早朝に出発する。チェックアウトは何時から可能か?」
宿の人「前金で払ってくれたらチェックアウトしなくて、勝手に出発していい」

そんな言葉を信じて、出発しようとしたら、確かにチェックアウトは不要だったけど、外の門の鍵がしまって出れません。
宿の従業員もいません。
今、目の前にはこんな壁が......

ええい、乗り越えてやる。
とばかりに壁を越えました。
ふっ!
この程度の壁は、全世界壁登り選手権があったら、必ずやで上位入賞を果たすはずの私にとっては、何でもありません。

イテテテテ、本当は壁を降りるときに膝をちょっとだけすりむいてしまいました(^_^;)。

さあ、次はバスでホンジュラス・エルサルバドルを経由してグアテマラシティーまで移動します。
ホンジュラス経由でエルサルバドル入国しました。

でも、ホンジュラスで入国手続きをした記憶がないんですよ。
でもパスポート見てみると、ちゃんと手続きがされています。
一体どういう事??????????

もしかすると、寝ながら手続きをしていたのかな??
とりあえず実害もないようなので、余計な詮索はしない事にしておきます。
まあ、ホンジュラスは夢の中で通過したという事にしておきましょう。

これからバスを乗り換えて、グアテマラに向かいます。

写真はホンジュラス・エルサルバドル国境です。
サンサルバドルからケイトというアメリカ人が乗ってきて、私の隣に座りました。

ケイトは現在中南米を旅行中だそうです。
これからベリーズにある古代遺跡を尋ねるそうです。
ケイトが持っていたガイドブックに遺跡の写真が載っていました。
写真ではそのスケールが実感出来ないのですが、かなり壮大な遺跡のようです。

行ってみたいのですがベリーズに行くと日程的にメキシコに行けなくなるので、やはりやめておきます。
あっというまにエルサルバドルを通過してくグアテマラシティに到着しました。

あまりエルサルバドルを見物する余裕がなかったのが残念です。
次に来たときはもう少しゆっくりと見物してみたいなと思います。
ちなみにエルサルバドルの首都サンサルバドルはなかなか活気があって、にぎやかな所でしたよ。

さてと、ここグアテマラシティでバスを乗り継いでメキシコへと向かいます。
ケイトとはここでお別れです。
ケイトはかなり博識で、マヤ文明と遺跡の話しはかなり興味深いものがありました。
今メキシコに到着しました.............と言いたい所ですが、実はいまグアテマラのフローレスにいます。
実はどうしてもベリーズの遺跡を見たくなってしまい、飛行機でグアテマラシティからフローレスへ飛びました。
当然ケイトも一緒です。
フローレスの近くには他にも有名な遺跡があるそうなので、楽しみです。

そのようなわけでメキシコに行きはやめる事にしました。

今ケイトが横に居ます。
ケイトからのメッセージです。

「あなたもグアテマラに来る事があったら、必ず遺跡を見に行きなさい。きっと素敵な思い出になりますよ」

遺跡についたら写真を送りますから、楽しみにしていて下さい
ベリーズに入国しました。
シュナントニッチ遺跡はグアテマラとの国境からすぐの所にあるそうです。

これからこの川を泳いで渡ってシュナントニッチに行きます。
ワニやピラニアに襲われない様に祈っていて....嘘ですよ、ちゃんと船で渡ります。
この道を歩いていくとシュナントニッチに到着するとのこと。

回りは密林です。
この密林からよく人喰い虎が現れるそうで、年に10人前後が虎の餌食になっている..........なんて、嘘ですよ、嘘!!

このあたりには、人間を襲うような猛獣は基本的にはいません。
遺跡は密林のなかに忽然と現れるそうです。
楽しみだな〜
すばらしい、声も出ない程すばらしい。

「おやおや、声は出ないがキーボードは押せるのかい」なんて意地悪な人に言われそうだけど、そういう事は言わないで下さいね!!

ついに遺跡の本体が見えてきました。
もう、メールする間も惜しいので、どんどん写真を撮って後で暇を見てアルバムに貼っておきます。

あとで見て楽しんで下さいね。
いや〜すばらしい!!!!!!!!!!!!!

写真を見てください。
遺跡の側面に複雑な模様が掘られていて、とてもすばらしい、本当に来てよかった!!!

でも日本語で素晴らしいと連発していたら、ケイトに何て言っているのかを聞かれて、

I say wonderful wonderful wonderful.

と言うと、表現が貧困だと言われ、いくつか表現を教わりました。

Piariのワンポイント英会話!!
遺跡などを見て素晴らしいと思った時の表現です。

That's great.
Fantastic
Stylish!!
Wow!
Impressive!
I got a kick out of it!
Breath-taking!!
Unbelievable!!

Piariのワンポイント英会話でした。
次回は異性に言い寄られたときのスマートな断り方.....って、何を言わせるのですか。
そうそう、私は遺跡を見るのに忙しかったんだ。
遺跡遺跡!!
どの遺跡もとてもすばらしい!!、
おかげで感動を表現する言い回しを20も覚えてしまいました。

列挙すると、    あ、忘れちゃいました(*_*)。

もっと見ていたいのですが、そろそろバスの時間が心配なので、このへんでバス停に戻ります。
ここはグアテマラとの国境付近です。
川で子供がたくさん遊んでいます。
気持ちよさそうでうらやましいです。
なんたってこの国は暑いですから。

あっ、橋から子供が川にダイビングしている、とても楽しそうだ。
もう我慢できない!!、ケイト、荷物をあずかってくれ。
私も川に飛び込むから!!
バスでフローレスへ戻りました。
今夜はここで宿泊します。

それにしてもシュナントニッチ遺跡はとてもすばらしかったです。
遺跡からの帰りに川に飛び込んで泳いだのも、とても爽快でした。

さあ、夕食は何にしようかな。
宿の人の話では、アルマジロ料理が食べられるようです。

アルマジロ....美味しいのですかね???
ハードな旅続きで少し疲れました。
今日は一日のんびりと静養します。

明日はティカル遺跡を見物する予定です。
遺跡に到着したらメールを送ります(^_^)。

それじゃまた明日!!
今日はティカル遺跡の見物です。
遺跡の写真を送ります。

遺跡はとてもすばらしいのですが、体調が少し悪いようです。
あまり無理をしないで、今日はのんびりと遺跡見物をします。
遺跡で猿と遊んでいるケイトです。
ここの猿は人間をあまり恐れないようです。

どうやらケイトは食べ物をねだられているようです。
グアテマラの猿は何を食べるのでしょう。
やはりバナナが好物なのでしょうか。
ケイトに食べ物をねだっていた猿が、一瞬の隙をついて、ケイトからリンゴが入ったビニール袋を引ったくって逃げました。
そばにいた他の観光客が懸命に猿を追いかけてくれています。

え、どうしてPiariが追いかけないかって?
こんな面白い写真を撮るチャンスは逃せません!!
えっ?ケイトに悪いんじゃないかって。
う〜んその通りですね。
わかりました。
あとで食事でもご馳走して埋め合わせておきます。
あ〜残念、あ〜無念、懸命に追いかけてくれたのですが、崖に昇られてしまい届きません。

猿の手にはリンゴの入ったビニール袋がしっかりと握られています。
さすが猿、片手がふさがっていても崖をすいすい昇って行きます。

そして猿は尻尾を器用に使って、木から木へと飛び移っていきます。
もうこれでは捕まえることは出来ません。

ケイトはがっかり、と思いきや「面白かった」と笑っています。
私はケイトに、「だめだよ、もう少し悔しがらないと、追っかけてくれた人に悪いでしょう。」と言いました。

すると、ケイトは、追いかけてくれた人に「Piariがおかげでいい写真が撮れました、とお礼を言ってます」と言いました。
私は苦笑い、追いかけてくれた人は大笑いしていました。
おみそれしました、ケイト。
楽しかったベリーズ、グアテマラの遺跡巡りもおしまいです。
これからアトランタへと飛行機で移動します。

ケイトともここでお別れです。
ケイトにさよならと言うと、ケイトは「また会いましょう」と笑って手を振ってくれました。

もしかすると、いつままた世界のどこかでケイトと出会う事もあるかもしれません。
まあ、メールアドレスは聞いておいたので、私はケイトとメールのやりとりが出来ますけどね(^o^)。

ケイトのメールアドレスが知りたいですか。
教えたいのはやまやまですが、ケイトとの約束で教えられません。
あしからず(^O^)/。
今アトランタに到着しました。
アトランタはジョージア州の州都です。

飛行機で隣に座っていたアメリカ人に、「ジョージアと言えば日本ではジョージアという名前のコーヒーを売っている」と話すと、ものすごく笑いながら、「ジョージアではコーヒーはとれないよ」と言われました。

コーヒーはとれないけど、州都アトランタにはコカコーラの本社があるそうです。
だからジョージアなのかな?

さて、それではアトランタ観光を開始します。
今アトランタ動物園にいます。

微熱があるようで、体がだるい感じがします。
ベリーズで川に飛び込んでで泳いだのが、今ごろ効いてきたみたいです。

何か私は旅に出るたびに、たびたび病気をしているみたいな気がします。

上の文章のハイソな洒落はわかってもらえました?
え?
とても面白かったって。
そうですよね、まさかメールを読みながらつまらないなどとつぶやいたりしていませんよね。

のんびりと昼寝しているオランウータンの写真を送ります。
グゥッドモーニィィィング!! 綺羅

一晩寝て熱も下がりました。
さあ、これからアトランタの街を思う存分見物に行きます。
今夜には飛行機にのって帰国しなくてはなりませんので、心残りの無いように見物してきます。

アトランタと言えば、大リーグのアトランタブレーブスですが、今日は試合はやってません。
せめてホームグラウンドだけでも見に行きたいと思います。
アトランタ市内をいろいろと回って、今ブレーブスのホームグラウンド、ターナースタジアムの前にいます。

ふ〜疲れた疲れた。
色々な所を回りましたが、中でもワールドオブコカコーラと呼ばれるコカコーラ記念館はとても面白かったです。
でもとても混んでいて写真を撮る余裕がありませんでした。

さあ、いよいよ野球見物と行きたい所ですが、野球の試合はやってません。
試合がないのは仕方がないけど、せめて球場の中だけでも見てみたいです。
でも門の所には恐そうな警備員が立ちふさがっています。
死んだ婆ちゃんの遺言、「やってみなきゃわかんねえだ」に従って、だめでもともと、入り口にいた警備員の人に球場内を見学させてくれないかとお願いしてみました。

粘ること20分、中にいれてもらえました。
昔学校で演劇部に所属していた時に学んだ、嘘泣きの技が功を奏したようです。(T_T)

頼んで見るものですね!!
警備員の人にこれから休憩だから、球場内にある休憩室でお茶でも飲まないかと誘われました。

休憩室には他にも休憩中の球場職員がいました。
ほとんどの人がベースボールファンなので、すっかり意気投合して全員で、「私を野球場につれてって」を合唱しました。
大リーグでは7回の表が終わると球場のみんなでこの曲を大合唱する習わしになっています。
これから帰国します。
今回の旅行はとても面白い旅でした。
次の機会があったら、メキシコにも行ってみたいと思います。
それと、もちろん野球の試合も見てみたいです。
今帰国しました。
今回の旅は運河、遺跡、野球場と盛り沢山でした。

え?
おみやげはないかって?
ごめんなさい、おみやげはコカコーラの博物館で買ったのですが、飛行機の中でうっかり飲んでしまいました。
次の旅に行くときには、必ず、あいや、たぶん、う〜んもしかして........
あまり期待しないで待っていて下さいね。

さあて、次はどこに旅行しようかな〜。

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