星空を求めて

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星の光は繊細です。都会の人工の光は空を明るく照らし出し、星の光を消してしまいます。東京のビル街では3等星くらいまでしか見えず、空にはまばらに星が輝くだけで、大変寂しい夜空です。しかし、少し郊外へ行くと、星の数は倍増します。山へ登ったりすれば、それこそ満天の星が降るように輝き、圧倒されることでしょう。
星を見ようと思ったら、人家の灯や街灯、車のライト、ネオンサイン、漁火などの光害(星の観測に影響を与える人工の光の害)のない所へ行かなければなりません。しかし都市から50km〜60km離れたとしても、都市の方向の空は明るく、星が見にくくなってしまいます。人口40万人の都市の光は、100km離れても影響があるほどです。現代の日本では、空全体に光害のない場所は、ほとんど存在しなくなってしまいました。
そのため少しくらいの光害は仕方ないとしても、できるだけ良い場所を選びたいものですよね。都市から少しでも遠く離れ、都市の方向に山があるようば所へ行くと良いでしょう。山が都市の光を遮り、星を見やすくしてくれます。また、目の前に高い山や木立のない所を選びましょう。せっかくの星空も、視界が悪く、頭の真上だけというのでは勿体ないでしょう。車の通りの多い所も避けなければなりません。星を見ている目に、車のヘッドライトはあまりにも強烈です。近くに川や湖がある所も避けた方が良いでしょう。途中で霧やもやが発生して、星の光を隠してしまうことがあります。
ただ、大都会・東京でも1年に1度、暗い夜空が戻ってくる時があります。お正月です。どんな会社も工場もお正月の3日間だけは休み、沢山の人々が故郷へ帰ってしまうため、ガランとした大都会・東京は空気も澄み、美しい星空が見られるといいます。このチャンスを狙ってみるのも良いでしょう。
また、星がよく見える時も選ばなければなりません。星を見るには、美しい月の光も邪魔でしかありません。特に、満月前後の太った月の光は大変明るく、星が見えにくくなってしまいます。星を見に出かける時は、月の光の影響ができるだけ少ない日を選ぶことです。月の出、月の入りの時刻は、新聞などに書かれています。
空の澄み具合(透明度)も影響します。よく台風一過という言葉を聞きますね。台風の翌日は空がスカッと晴れ上がり、照り付ける太陽の光も強烈です。これは激しい雨で、大気中のゴミなどが洗い流されたためです。このような日は大気の透明度が良く、星もよく見えます。反対に、太陽や月の光がボーッとにじんだり景色がスッキリ見えないことがあります。こんな時は大気の透明度が悪く、星の光もはっきりせずに、暗い星や天体はみえなくなります。

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