- スズメ目ムクドリ科
Gray Starling
Sturnus cineraceus
全長24cm
漢字は「椋鳥」
- 見分け方
雌雄同色。顔に白色部がありますが、白みの強いものから黒色のものまで個体差があります。嘴と足がオレンジ色で背は黒褐色、腹部は淡灰褐色です。腰の白色は飛翔時によく目立ちます。尾は短いです。幼鳥では全体的に淡褐色になっています。
- 鳴き声
キュルキュル、ジェーイジェーイ、リャーリャーと、やかましく鳴きます。
- 分布
日本と中国北部、沿海州で繁殖し、越冬は中国南部、台湾、西南日本、小笠原諸島などで行います。日本では1年を通して全国的に普通に見られ、主に中国地方以北で繁殖します。開けた公園、川原、農耕地などでよく見られますが、最近ではゴルフ場でも群れています。
- 特徴
のこのこと頸を前後に動かしながら歩き、地面のミミズやコガネムシ、ヨトウムシなどの幼虫を捕っています。樹洞で営巣するのですが、最近樹木が減少傾向にあるため、戸袋に入る例が増えています。巣箱もよく利用します。ムクノキの実を好むことから、この名がついたと言います。
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