十二干・十二支に見るあなたの特性
戊辰
裏表のない「生一本」タイプ |
一言で言って、短気な性格です。
喜怒哀楽がすぐに表面に出てくるので、敵を作りやすいのが難点と言えるでしょう。
人と常に接するような職についている人は「余計な一言」に注意しないと、それまでに築いた折角の人間関係を壊してしまったり、恨みをかったりする恐れがあります。
また気が短いので、何事においても自分の中ですぐ答えを出してしまいがちです。
答えを出す前に一呼吸置いて状況や相手の気持ちを汲み取る余裕を持てば、大きなトラブルは避けられるでしょう。
裏表のない性格なので、若い時は周りからも引き立てられることでしょう。
しかしそれもせいぜい20代までで、年を追うごとにその直情的な性格が災いし摩擦が増えていくことになりそうです。
中にはその生一本さゆえに大きな引き立てに合い、裸一貫で巨財を作る人もいます。 |
戊寅
勇猛心に富んだプラス志向型 |
剛気で勇猛心に富む性格です。
自分の思うようにならない時は、時に横暴とも言える振る舞いをしたり我意を張ってトラブルを起こしたりするので、注意が必要です。
何か1つ非凡な才能を持っている人が多いのですが、少々気になるのは、世間に受け入れられずに波乱や曲折の多い人生を歩む傾向にあるという点です。
しかし障害があればかえって闘志に燃えるタイプなので、その波乱や曲折に屈することなく、いずれは障害を克服して大成するでしょう。
また嫌やことがあったり失敗したりしても一晩眠れば忘れてしまうような、プラス思考の持ち主でもあります。
欠点は、感謝する気持ちが足りないというところでしょうか。
剛気な半面謙虚さが足りず、傲慢な人間と非難されることもあります。
本人はそんな周りの評価を全く意に介さないでしょうが、腰の低さが備われば周囲との摩擦が消えることを理解しておくべきでしょう。 |
戊子
押しの強い実行派 |
気性が激しくどちらかと言えば強引に物事を押し進めるタイプが多いのが、「戊子」の特徴と言えます。
協調性の足りない性格なので周りもついて行けず、時に孤立してしまう恐れがあります。
また喧嘩っ早いところがあるので、それがトラブルの種にもなるでしょう。
もともと実行力があるので仕事に対する評価は高いものがありますが、協調性のなさと強引さが成功に歯止めをかけていることを自覚する必要があります。
自分を客観的に見つめる習慣を身に付け冷静さを備えれば、周りの協力も得られ更に発展が望めるはずです。
女性の場合は自分の気に入った仲間を集めてブレーンにするのがうまく、自らリーダーシップを取ります。
ただし男女共に、心を許せる友達がなかなかできない人が多いようです。 |
戊戌
勤勉なスペシャリスト |
凝り性で勤勉家です。
興味のあることに対しては熱心に取り組む性格で、得意分野で道を極める人が多いのも「戊戌」の人の特徴です。
細かいことには気が回りますが、ちょっとしたことでイライラしたり周りに八つ当たりするという神経質な面があります。
また自分の考えを常に正しいと思い込むような独断と偏見お持ち主も多く、そのため周囲との摩擦が絶えず起こることになります。
こうなると当然周りからの協力を得られないという状況に陥り、何をなすにしても自ら撒いた種が障害となって、成功への道が塞がれることになります。
「戊戌」の人が人生において成功するためのポイントは何よりもまず、他人のために何かをするということです。
一見損なことのように思うかもしれませんが、自分のことよりも他人のことを優先し他人の利益を考えることによって、それが回り回って結果的に人生の成功者という果報を招くことになるのです。 |
戊申
威勢の良い「勇み肌」タイプ |
俗に言う「勇み肌」で、男女問わず威勢の良い性格です。
腰が軽く、他人から頼み事を受けると躊躇わずに素早く行動に移します。
何でも気持ち良く引き受けてくれるので目上の人からは重宝がられ、目下からも親しみを持たれるでしょう。
人の話を充分聞かず感情が先に立って早飲み込みをするところや、世間的な常識を欠くところが短所と言えます。
何か頼み事を受けるとすぐに行動を起こすのですが、その依頼の内容を充分理解しないで請け負い無駄を生じさせることが、往々にしてあります。
例えば何かの買い物を頼まれた時にその種類や必要な個数を確認せずに出掛けてしまい、気付いてからその都度聞きに戻って来るというタイプと言えば分かりやすいでしょうか。
自分なりの常識ではなく世間一般の常識を身に付けるように努力し、他人の言葉や気持ち、あるいは状況を判断する力を備えることによって、人生において新しい展開が生まれてくるでしょう。 |
戊午
活発で行動力のある人気者 |
活発で行動力のある性格です。
若い頃から周りの人気を集め、仕事もできるので20代でもその道のトップになれるという、運の強さを持っています。
注意しなければならないのは、我侭が強いところでしょう。
いわば独善的な性格で、ひとりよがりになりやすいのです。
自分のことだけに目がいってしまうので、例え部下を持つようになっても一人前に育てていくのは、お世辞にも上手とは言えません。
どの分野でもトップを維持するには、その我侭を抑えることが必要です。
そうでなければ、部下や周囲の協力を得られなくなってしまうでしょう。
仕事のできる人によくあることですが何かの仕事が成功したとしても、それを全部自分の力によるものと考えてしまいがちです。
部下や周りの協力があればこそ成功が得られたという謙虚さを持つことが、成功を維持させ発展させる重要な鍵であることを理解して下さい。 |