ろくぶんぎ座

星の位置を調べる六分儀は、5等星前後の星が形作る暗い星座です

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※あまりうまく描けなかったので、下の図は正確ではありませんが、参考にはなると思います。

ろくぶんぎ座

天文学者ヘベリウスが17世紀に作った星座の1つです。六分儀とは星の高度(地平線からの高さ)や角距離(星と星との間の角度)を測る道具で、昔、天文学者や船乗り達が使っていたものです。ところでヘベリウスがろくぶんぎ座を作ったのは、この付近の星の並びが六分儀にそっくりだったためではありません。実はヘベリウスが旅に出ている間に家が火事となり、20年以上も使っていた大切な六分儀を失ってしまったのです。そのため愛機の思い出にと、この星座を作ったのだと言われています。

うみへび座としし座の間に位置しています。1番明るい星でも5等級しかありませんので、都会で見ることはできないでしょう。
2月の夜9時頃、東の空にしし座が輝いています。1等星レグルスから右へ見ていくと、1つ赤く明るい星があります。これはうみへび座のコルヒドレです。しし座の尻尾に輝く2等星デネボラとコルヒドレを結び、コルヒドレから3分の1ほど行った辺りにろくぶんぎ座があります。

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