- スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科
Siberian Bluechat
Erithacus cyanurus
全長14cm
漢字は「瑠璃鶲」
- 見分け方
スズメくたいの鳥ですが、見た目には小さく感じます。雄は頭部から両尾の先まで、おちついた青色です。眼先に少し白色があり、嘴と足は黒くなっています。腹部中央は白色で脇は橙色です。頭部から腰までがオリーブ褐色で尾は青っぽいです。
- 鳴き声
ヒッヒッとジョウビタキのような地鳴きをし、ヒッヒョロヒョロヒョロとさえずります。鳴き声は林の中から聞こえることが多いです。
- 分布
夏期、極東からヒマラヤ一帯に見られ、東南アジアに越冬のため渡ってきます。日本では夏は亜高山地帯で、冬は平地で過ごし、一部は南へ移ります。
- 特徴
人の背の高さより下を生活の場とし、地面で主にクモや昆虫などを拾います。渡来時や春には、市街地の緑の多い公園の梢でさえずることもあります。冬期は単独でいます。美しく人気のある鳥で、体を立てて枝に止まっています。地上にコケ類などで巣を作り、4〜5個の卵を産み、雌だけが抱卵します。
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