聖戦キャラの名前の秘密

[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜TOPへ]

こちらのコーナーの文章は「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜を100倍楽しく遊ぶ本」/株式会社ティーツー出版刊を参照させていただいています。


ご存じですか?「聖戦の系譜」のキャラの名前は神話から取られているものが多いんですよ!

こちらのコーナーではそんなキャラ達の名前の由来について書いてみたいと思います。

キャラを置き換えてみると笑えます。

その他、聖戦の用語の説明も含まれています。

「暗黒竜と光の剣」、「紋章の謎」のキャラもちらほらと・・・。

名前 神話 どんな方ですの?
シグルド 北欧 ゲルマンで名高い英雄の名。
ノイッシュ ケルト 赤枝の戦士団の戦士。弟はアンリ、アーダン。ディアドラと恋に落ちる。
キュアン ケルト 光の神ルーの父の名。妻の名はエスリン。
フィン ケルト フィアナ騎士団を率いた騎士の名。「美しい」「白い」の意。本名はディムナ。
ミデェール ケルト 海神マナナンの養子で地下の神。
アルヴィス 北欧 シグルドと同じ時期に現れた名高い戦士の名。
エーディン ケルト コノート王アイルの娘の名。ミデェールと結ばれるが、彼の前妻に蝶にされ、その後アルスター王の娘として転生する。
マナナン、マリクル ケルト 海の神リールの息子の名。ティルナノグの王でもある。
ディアドラ ケルト 「災いと悲しみを招く者」の意。ノイッシュとの悲恋の物語が語り継がれている。
シギュン 北欧 悪神ロキの妻。
キンボイス、ガンドルフ ケルト 神話に登場する一国の王の名。
ラケシス ケルト 運命の女神の中の一人。
アルヴァ、イーヴエヴァ ケルト ミレー族の王ボォヴの3人の娘の名。
ベオウルフ 英国最古の古詩、またはその主人公の名。怪物グレンデルと戦いデーンの国を救う。
フュリー ケルト @蛇の神を持つ女神の名。A語り部を示す語「フィラ」の派生語。
ホリン ケルト 《ク・ホリン》光の神ルーの子。元の名はセタンタ。女神スカサハより武術と魔槍ゲイ・ボルグを授かり、数々の武勇伝を残す。(=クーフーリン)
レヴィン ケルト ク・ホリンの首をはねた戦士の名。
ブリギッド ケルト ダーナ神族の長たる女神。別名ダヌと言い、ダーナは属格。ローマ神話のミネルヴァに同じ。欧州各地の神話、宗教に影響を及ぼしている。
ティルテュ ケルト 斧で森林を切り開き、草原に変えた女神の名。最後には過労死した。彼女の切り開いた土地はティルタウンと呼ばれる。
ブラギ 北欧 詩と雄弁の神。知恵者。
エーギル 北欧 海神の名。
ウル 北欧 冬の神で男性。弓の扱いに長ける。
ピサール ケルト ペルシャの大王の名。毒の槍を持つ。
ドバール ケルト シシリーの王の名。水陸両用の馬車を持つ。
シレジア四天馬騎士   マーニャ、ディートバ、パメラ、フュリーのこと。
ディートバ ケルト アルスターの王位継承権をヴァハと争うが敗れ、5人の息子を残し死ぬ。ちなみに男。
フォルセティ 北欧 正義の神の名。バルドルの息子である。
ペガサス ギリシア 背に翼を持つ白い天馬。勇者ペルセウスがメデューサを倒した際、その流れ出る血から生まれたとされる。
ファルコンナイト   ペガサスナイトのクラスチェンジ後のユニット。ファルコンは英語で鷹、もしくはハヤブサの意。またがっているのは依然天馬であるが、より一層の機動性を形容しての称号であろう。
〜リッター   グランベル、レンスターの騎士団の名に付く接尾語。例としていくつか挙げると次のようになる。
ユングヴィ:バイゲリッター(弓)
ドズル:グラオリッター(斧)
フリージ:ゲルプリッター(雷)
レンスター:ランスリッター(槍)
バルド 北欧 バルドル》オーディンの息子。弟ヘズ(ヘズルの語源?)に殺されるが、ラグナロクの後共に復活する。妻はナンナ
フィノーラ ケルト マナナンの父リールと、ミレー族の王の娘イーヴの間に生まれた娘の名。双子であり、弟の名はイード。4人姉弟であったが、リールの2番目の妻・エヴァの嫉妬を買い、デラヴァラの湖で4人とも白鳥にされてしまう。
ヴァハ ケルト 戦いの女神の名。「烏」の意も併せ持ち、死を予告する妖精バンシーの前身ともされる。本編ではバーハラの戦いの直前に登場するが、ここでこの名前の敵が登場するというのも、何やら意味ありげである。
トールハンマー 北欧 《トール》剛勇無双の戦士。魔法の鉄槌ミョルニルを手に戦う。2匹の山羊が引く車に乗り、これが走る轟音が雷とされ、トールが雷神とされる所以である。本編の魔法の名もそれから由来するものであろう。ちなみに綴りは”Thor”。
ティルナノグ ケルト 「常若の国」の意。次世代の若き力の出陣を象徴するかのような名である。
スカサハ ケルト 英雄ク・ホリンに剣術・魔術を伝授した戦士。女神。
オイフェ ケルト スカサハと一戦を交えた女戦士。ク・ホリンの前に敗れる。
デルムッド ケルト フィンの軍下の有能なる騎士。
ブリアン、ヨハン、ヨハルヴァ ケルト フォモールの王ブレスと女神ブリギッドの間に生まれた3人の息子。芸術と文学の神とされる。
イード ケルト フィノーラ参照。
ダーナ ケルト 神話を織りなす神々の一族。
シャナン ケルト シャノン河を守護する女神の名。
リーフ ケルト キュアンとエスリンの子。光の神であり、万事に長けた才知を持つ。ルーとも呼ばれる。
ナンナ 北欧 オーディンの息子バルドルの妻。花の女神。
ヴァンパ、フェトラ、エリウ ケルト ダーナ神族の王の3人の王妃の名。ティルタウンの戦いで、魔術にて敵の船を沈める。
レンスターアルスター、コノート、マンスター、ミーズ ケルト いずれも神話に登場する地名。
ユリウス ケルト 英語名ではジュリアス。古代の覇者シーザー(カエサル)のファーストネームでもある。ちなみに語尾の-usはギリシャ語の男性形。すなわち女性形は-aであり、語尾を変えると「ユリア」となる!
ファバル ケルト 常若の国の土を踏み、アイルランドに帰った若者・ブランの父の名。
イシュタル バビロニア 愛と官能・豊饒の女神の名。
ハンニバル 史実 カルタゴの名将の名。第二ポエニ戦争の英雄。
コープル ケルト 神話に登場する吟遊詩人の名。詩歌の神オグマと、女詩人エダンの息子。風刺の詩を詠み、不名誉をもたらす力を持つ。
グングニル 北欧 オーディンの愛用する投槍の名。ロキが贈り物として献上した。
ゲイ・ボルグ ケルト 女神スカサハがク・ホリンに授けた魔法の槍。投げると穂先から無数の矢尻が飛び出す。ク・ホリンは君主への忠誠のため、この槍で我が子を殺した。
ロプト 北欧 悪神ロキに派生する語句。ロキは狡猾で性悪であり、悪質な数々の悪戯をして神々を翻弄した。神々の黄昏(ラグナロク)には、魔族として神々と戦うとされている。ロキが女巨人アングルボザとの間にもうけた3人の子どもとは、怪狼フェンリル、大蛇ヨツムンガンド、そしてヘル(上半身が生身で下半身が死体という女の怪物)である。いずれも本編の闇魔法の名であることに注目したい。
モリガン ケルト 戦いの女神の名。血と死を求める邪悪な神とされている。
エッダ 北欧 神話と英雄伝説をうたった書物の名。13世紀にアイスランドで記された。
スコピオ 史実 カルタゴの戦いでハンニバル将軍を撃破。
メング、メイベル、ブレグ ケルト ダーナの神ダグダの3人の妻の名。それぞれ「ずるさ、醜さ、偽り」の意。
十二魔将の名前   実はドイツ語で1〜12の意。詳細は次の通り。
1:アイシス
2:ツヴァイ
3:ドライ
4:フィーア
5:フュンフ
6:ゼクス
7:ズィーベン
8:アハト
9:ノイン
10:ツェーン
11:エルフ(妖精、ではない!)
12:ツヴェルフ
名前にして名前に非ず。和訳すれば「1号、2号〜」といったところか・・・。
ナーガ FE 「紋章の謎」では、神竜を示す。
炎の紋章 FE このゲームのシリーズを象徴する紋章。本編ではヴェルトマー家の紋章とされる。この王家の先祖はファラであり、竜族は火竜サラマンド。マンフロイが恐れていたほどに、この血族の重要性は高いのである。

[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜TOPへ]