春の星座の中では最も形が整った、分かりやすい星座です。クエスチョンマークを裏返した形に並ぶ星々が、しし座の目印です。この星の並びは、ヨーロッパで使われる草刈鎌に形が似ていることから「獅子の大鎌」と呼ばれています。
しし座は黄道12星座の1つで、星占いに登場する星座の1つでもあります。
ギリシャ神話によると、これは獰猛な人喰いライオンの姿だと言います。退治に行った腕自慢の人々を食い殺し、最後に英雄ヘラクレスと3日3晩の死闘の末、遂に退治されたのだそうです。
2月中頃の夜9時頃、東の地平線上でクエスチョンマークを裏返した形に並ぶ星々（獅子の大鎌）を探しましょう。クエスチョンマークの1番下の点にあたる星は明るい1等星レグルスなので、良い目印になります。これが獅子の頭から前足にあたります。ここから下の方へ続く横長の台形、三角形をたどっていくと獅子の胴体、尻尾の順にたどることができます。
4月の夜9時頃には、南の空高く輝きます。