今日も今日とて・・・

「ちょっと、ラムザ!これ何とかならないの?」

「えっ?」

シーモアが指差した先にはチョコボの卵が転がっていた。

「チョコボって確かに移動にも便利だし、ケアル使い放題でいいんだけどね。」

シーモアはかなりご機嫌斜めのようだ。

「あまりにもホイホイ卵を産みすぎるのよね。といって、食べておいしいわけでもないから、食べるわけにもいかないし・・・。」

また始まった、というようにラッドが肩をすくめると、そっと扉を開けて部屋を出て行く。

「まあまあ、いいじゃないか別に・・・。生まれたやつは野生に帰してやればいいんだからさ。」

ゴルドンが助け船を出す。

「何ですって?」

おっ・・・!というように慌てて顔をそむけるディロン。

やばいわ、また始まるわよ、というようにこちらの様子を伺うステファニー。

「お、落ち着いて、シーモア。」

僕は何とかして彼女を落ち着かせようとしたのだが・・・。

彼女の形相は見る見るうちに歪んでいって・・・。

 

「うわぁぁぁあ〜ん。」

 

ああっ、ついにやってしまった。

 

「かわいそうじゃない。除名しようとすると、あの愛らしい瞳で、首をかしげながら、『ジョメイってナニ?』とか聞くのよ。ひどいわー。」

 

そうなのである。

彼女は極端な感情移入型人間だったのだ。

 

「あ〜あ、これで何回目かしら?」

アリシアが呆れたようにつぶやく。

今日もシーモアの泣き叫ぶ声が辺りに響き渡る・・・。

うーん、何だかよく分からない話・・・。
会社で書いていたので暴走していたようです。(^^;)
気がついたら、シーモアが勝手にこんなキャラクターになっていました。
FFTをプレイしているといつも思うんです。
卵をどんどん産むのやめて、って・・・。

2000.03.08


FFT