- スズメ目シジュウカラ科
Varied Tit
Parus varius
全長14cm
漢字は「山雀」
- 見分け方
雌雄同色です。頭部は黒と淡黄褐色で背と腹は栗色、尾羽と翼は暗青灰色になっています。伊豆の三宅島に住む亜種オーストンヤマガラは額や頬、後頭部も栗色で、ヤマガラよりも暗色に感じます。
- 鳴き声
チィッ、チィッ、ジェーシェーと鼻にかかった声で鳴き、ツーツーピー、ツーツーピーとさえずります。
- 分布
南千島、日本、朝鮮半島、台湾に生息しています。日本では海岸から山地までの大木の多い常緑広葉樹林を好み、1年中見られます。北海道や高い山には少ないです。
- 特徴
落葉樹林、雑木林にも住みますが、数は多くありません。冬期、平地に標行することもあります。秋冬にはカラ類と混群を作って生活します。主に木の上で餌を探しますが、地面に降りていることもあります。昆虫の幼虫、クモなどを好みますが、イチイの実やシイ、エゴノキの実を木の透き間や地面に埋め込んで蓄えるようなこともします。その結果、函館ではイチイの林ができたほどです。樹洞やキツツキの古巣、巣箱をよく利用します。
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