インフォスへ

これはあくまでも一例ですので、ご了承下さい。

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ガブリエル 「ラビエル、今日、あなたを呼んだのは他でもありません。」
「実はあなたにとても重要な任務をまかせたいのです。」
ラビエル 「・・・どんな任務でしょうか?」
ガブリエル 「それは地上界インフォスの守護です。」
ラビエル 「え、まだアカデミアを出たばかりの、私にですか・・・?」
ガブリエル 「ええ、そうです。」
「あなたはアルスアカデミアをとても優秀な成績で卒業しています。」
「そして、なにより貴方は「審査」によって今回の任務に他の誰よりも適任であると認められたのです。」
ラビエル (「審査」・・・?卒業試験の時のあの問題でしょうか?)
勇者同士が、恋におち、『勇者をやめたい』と、言い出しました。恋する彼らに、どう答えますか?

1.使命は大切。両立するよう説得する! ○
2.勇者の幸せのため、素直に任を解く。

あなたの勇者が、ついに、宿敵を追いつめた。あなたは、どんな指示を出しますか?

1.この機を逃さず、一気に倒しなさい。
2.改心するように説得しなさい。 ○

あなたの友人が、悪事を犯したとして大勢の人々から責められています。あなたのとる行動は?

1.何がなんでも友人を信じる。 ○
2.他人の話を聞いて味方になるか決める。

苦悩の末、敵を倒した勇者の手柄を横取りした者が現れました。ああたは勇者に、どんな言葉をかけますか?

1.自分の功績を、胸を張って主張なさい。
2.何を言おうと、気にしないことです。 ○

ラビエル (・・・というような内容だったはずですが・・・)
ガブリエル 「上級天使でなく、あなたにこのようなことを任せるのには理由があります。」
「今、人間達の住む地上界インフォスは非常な危機にひんしているのです。」
「インフォスは何らかの力によって時の軌道からはずれ、正常な時間軸からはずれてしまっています。」
「その世界の中に住む人々には気付くことができないのですが・・・・。」
「インフォスは前進することのない無限に繰り返す時間流に取り込まれていて、彼らの時は永遠に同じ一日、同じ季節、同じ年を繰り返すばかりなのです・・・。」
「この異常がつづけば、やがて世界の理が崩れ、インフォスは消滅してしまうでしょう。」
「我々は上級天使達の力をつかってインフォスの致命的な崩壊をとどめています。」
「しかしそれではもちろんなんの解決にもなりません・・・。」
「誰かが、地上へと降りこの「時の淀み」ともいうべき混乱の原因を探さなければいけません。」
「それを今、地上へ降りることの出来ない上級天使達に代ってあなたにやってもらいたいのです。」
ラビエル 「はい・・・。」
ガブリエル 「あと、インフォスの崩壊を我々がくい止める事の出来る時間は10年間です。」
「あなたにはその期間に任務を果たして欲しいのです。」
ラビエル 「10年ですか・・・。」
ガブリエル 「あなたには、とても重い任務であることは十分に承知しています。」
「しかし、このまま地上界をただ崩壊させる訳にはいかないのです。」
「あなたしかいないのです。ラビエル。」
「行ってくれますね?」
ラビエル 「はい・・・わかりました。インフォスへ参ります。」
ガブリエル 「ありがとう、ラビエル。」
「では、あなたの任務に同行する妖精界からの協力者を紹介しましょう。」
ペンギンの着ぐるみ姿の妖精 「は・・・初めまして。フロリンダです。この格好ですけど、用途によって着てるモノを変えてるんですぅ。」
「私は、いたって真面目にやってますので、よろしくお願いします。」
ガブリエル 「彼女、見た目はちょっと・・・ですけど、とっても真面目ないい子です。きっと役に立ってくれるでしょう。」
リリィ 「天使様、初めまして。私、リリィと申します。」
「今回、大変な職務と聞きますが、精一杯お手伝いさせていただきますのでよろしくお願い致します。」
ガブリエル 「彼女はまんべんなくこなすタイプです。何があっても冷静な判断が出来るのが、彼女の長所でしょう。」
「あなた一人では難しい任務も、この二人と力を合わせればきっと、やり遂げられると思います。」
「最後に、確認のために、あなたに言っておくことがあります。」
「知ってのとおり、天使が地上界で直接力をふるうことは、『掟』によって禁じられています。」
「そこで、インフォスの心ある者、すなわち『勇者』と呼ばれる者の協力を得ていかなければなりません。」
「インフォスでは今、様々な混乱が生じています。」
「その混乱を勇者とともに、解決していって下さい。」
「それが「時の淀み」という真の混乱の原因を探すための第一歩となるはずです。」
「さあ、これであなたに伝えることはすべてです。」
「私はあなたを信じています。かならず、任務をやり遂げると。」
「頑張って下さい。ラビエル。」
ラビエル 「はい。」
「どこまで期待にこたえられるかはわかりませんが、できるかぎり努力します。」
ガブリエル 「では、お行きなさい。ラビエル。」
ラビエル 「はい。行ってまいります。」
ガブリエル 「愛しき幼い天使よ。汝に大いなる祝福が与えられますように。」

- 完 -

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