レイヴとの出会い

これはあくまでも一例ですので、ご了承下さい。

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1年目4月1日
フロリンダ 「天使様。勇者候補を、いつけて、スカウトしないと世界の災いを解決できません!」
「まず、わたし達の予定として勇者探索を命令してくださ〜い!」
1年目4月22日
フロリンダ 「天使様ぁ、勇者候補を見つけました。」
「ヘブロン王国の首都ヴォーラスで、勇者にぴたりこんって感じの人、見つけてきましたぁ!」
「名前は、レイヴ・ヴィンセルラスっていって、王国の騎士団長さんです。」
「あの若さで騎士団長なんて、やっぱり、剣の腕はとってもすごいからだと思います!」
「天使様、まずは、会いに行ってみてはいかがです?」
リリィ 「天使様、勇者候補を見つけてまいりました。」
「カノーア国のトラストで、勇者として有望な方を発見しましたのでお知らせいたします。」
「ナーサディアという名前はわかっているのですが、それ以外はなにもわかりません。職業は踊り子をされています。」
「謎が多いのは、気になりますし、戦いにもなれている感じですが悪い人とは思えませんし・・・。」
「彼女でしたら、立派な勇者になると、思うのですが・・・。天使様いかがですか?」

ラビエル (妖精の話だとこの辺りに・・・。)
「あの、レイヴ・・・。」
「うわっ」
レイヴ 「・・・?」
「・・・斬られたいのか、お前。」
ラビエル 「いえ、そういうわけでは・・・。」
「あの、あなたはヴォーラス騎士団のレイヴ・ヴィンセルラスですね。」
レイヴ 「・・・そうだが。・・・魔物が何の用だ。」
ラビエル 「私は天使のラビエルと言うものです。あなたにお願いしたいことがあって天界から来ました。」
レイヴ 「神の御使いか・・・。たしかに姿形はそう見えるが・・・。」
「・・・で、願いとは?」
ラビエル 「はい、あなたに勇者になっていただきたいのです。」
レイヴ 「・・・勇者?」
ラビエル 「はい。勇者というのは・・・。」
(私は「勇者」について、その意義、目的、必要な資質などをレイヴに説明した。)
(彼にも理解できるよう、慎重に言葉を選びながら・・・。)
「お願いできますか?」
レイヴ 「・・・無理だな。俺には騎士団の任務がある。」
ラビエル 「そこをお願いします。」
「あなたは特別な勇者の資質を持っているのです。」
レイヴ 「・・・資質か・・・。」
ラビエル 「はい、これから起こるであろう数々の混乱を鎮めることが出来るのはあなたのような人物しかいないのです。」
レイヴ 「・・・。」
ラビエル 「お願いします。レイヴ!」
レイヴ 「・・・。」
ラビエル 「レイヴ?」
レイヴ 「・・・わかった。考えてもいい。」
「・・・俺のような男でよければな。」
ラビエル 「ありがとう。レイヴ。」
レイヴ 「神の使いと名乗るものの願いをむげに断るわけにはいくまい・・・。」
「・・・ただし、俺は騎士団を率いる立場上お前の頼みをすべて聞くことはできない。」
「それでもかまわないか?」
ラビエル 「ええ、それは・・・ 仕方ないことでしょう。」
レイヴ 「なら、引き受けよう。勇者とやらを・・・。」
ラビエル 「よかった。あなたのような人物が勇者になってくれれば、心強いです。」
レイヴ 「・・・。」
「そんなことは、一度でも俺の戦いを見てから言うんだな・・・。」

- 完 -

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