第1部 暗黒戦争編 暗黒竜と光の剣
その昔アカネイア大陸は、マムクート(竜人族)の王メディウス率いるドルーア帝国に侵略され、 人々は、恐怖と絶望の中にあった。 この世界を守るべきアカネイア聖王国は、恐るべき暗黒竜の力により壊滅。 世界は今、まさに滅びようとしていた。 しかし・・・奇跡が起こった。田舎町アリティアのアンリという若者が、 苦難の旅の末、光輝く神剣ファルシオンを手に入れ、 暗黒竜メディウスに挑戦し見事打ち倒したのだ。 ドルーア帝国は滅び、アカネイア王国は再建された。そして世界は平和な時代を迎え、 アリティア王国を初め多くの国が、新しく建国された。 しかし、ドルーア戦争から100年の後 永い時を経て、ドルーアにメディウスが復活した。 そして隣国のグルニア、マケドニアを併合し、ドルーア帝国を再建。 同じく世界支配の野望を持つカダインの大司祭ガーネフと手を組み、アカネイア王国に攻撃を仕掛けた。 アカネイアは必死に防戦したが、グルニアの名将カミュとメディウスの力の前に敗退を重ね、 やがて王女ニーナだけを残して、滅び去った。 英雄アンリの血を引く、アリティアのコーネリアス王はメディウスを倒すため 伝説の神剣ファルシオンを持って出撃したが、同盟国グラの裏切りにより壊滅。 アリティア王国もまた、滅亡することになった。 しかし14歳になる王子マルスだけは、姉エリス王女の助けにより辛うじて脱出し、 辺境の島国<タリス>へと落ちのびて行ったのである・・。 |