王女誘拐


外は激しい雷雨となっている。
騎士アグリアス 「黒獅子の紋章だと・・・!?」
「馬鹿な・・・!ゴルターナ公は一体何を考えているのだ!」
「ここまでして、戦争を起こしたいのかッ!!」
ゴルターナ軍騎士 「そこの女ッ!無駄な抵抗はやめておけ!」
「おとなしく王女を渡すんだ!さもなくば、その奇麗な顔に傷がつくことになるぞッ!」
先程の3人の剣士が修道院から出て来る。
剣士ガフガリオン 「フン、真正面から攻めて来るとはな。ゴルターナ軍も能無しばかりだぜ!」
騎士アグリアス 「ならば、ここは我々だけに任せておくのだな!」
剣士ガフガリオン 「それでは金が稼げンのだよ!」
「ラッド、ラムザ!オレについて来いッ!!」
「いいか、一人残らず殺るぞッ!生きて奴らを帰すなッ!」
騎士アグリアス 「何を言うか!奴らを殺す必要はないッ!」
「ここで奴らを殺してしまってはまさにゴルターナ公の思うつぼ!追い返すだけでいいッ!」
剣士ガフガリオン 「そんな器用なマネが出来るモンかッ!」
「神に背きし剣の極意 その目で見るがいい・・・ 闇の剣!」
ガフガリオンはゴルターナ軍に攻撃を仕掛ける。
ラムザは離れたところから投石する。
騎士アグリアス 「剣脈は無常にて惜しむべからず・・・ 葬る! 不動無明剣!」
ゴルターナ軍の騎士がラムザに攻撃を仕掛ける。
ゴルターナ軍のアイテム士が傷ついた仲間を回復する。
ラッド 「岩砕き、骸崩す、地に潜む者たち 集いて赤き炎となれ! ファイア!」
ガフガリオンが闇の剣でゴルターナ兵を倒していく。
アグリアスも不動無明剣でゴルターナ兵を倒す。
ラヴィアンがゴルターナ兵を倒す。
残るは敵のリーダーのナイトのみである。
ラムザは自らを励ますと、敵ナイトに挑む。
ついに敵ナイトが倒れる。
その時、修道院の中からオヴェリアの悲鳴が聞こえた。
王女オヴェリア 「離しなさいッ!」
騎士アグリアス 「しまった!!」
辺りに雷鳴が轟く。
修道院の裏口ではオヴェリアが今にも連れ去られようとしていた。
ゴルターナ軍騎士 「こっちへ来るんだッ!おとなしくしないかッ!!」
王女オヴェリア 「誰が貴方の言いなりに・・・!」
オヴェリアが逃れようと身をよじる。
ゴルターナ軍騎士 「うるさいお姫様だ。」
騎士はオヴェリアのみぞおちを打って気絶させると、チョコボに乗せて立ち去ろうとする。
アグリアスが後を追おうとする。
騎士アグリアス 「ま、待てッ!!」
ゴルターナ軍騎士がアグリアスの方を振り返る。
ゴルターナ軍騎士 「悪いな・・・。恨むなら自分か神様にしてくれ。」
アグリアスは後を追うが、チョコボの足に追いつけるはずもなく、逃げられてしまう。
騎士アグリアス 「・・・何てことだ。」
ラムザがチョコボで立ち去るゴルターナ軍騎士を見る。
剣士ラムザ 「・・・・・・ディリータ??」
「生きていたのか、ディリータ? ・・・でも、どうしてお前がゴルターナ軍にいるんだ・・・?」
「どうして・・・?」

BackNext

FFT