総攻撃


ラムザ達はマンダリア平原を経由して、イグーロス城へと帰還していた。
ダイスダーグがベッドに横たわっている。
ダイスダーグ卿 「敵のアジトを落としたそうだな・・・。よくやった・・・。」
「後は、ザルバッグに任せてゆっくりと休むがいい・・・。ご苦労だったな・・・。」
「心配するな・・・。大した傷ではない・・・。」
剣士ラムザ 「兄さん、ティータは・・・、ティータはどうなるんですか・・・?」
アルマが1歩前へ出る。
ダイスダーグ卿 「・・・奴らの本拠地を発見次第、ザルバッグが総攻撃をかける。」
その言葉に思わず、ディリータが足を踏み出す。
剣士ラムザ 「そ、そんな・・・!!」
ダイスダーグ卿 「骸旅団はもうガタガタだ。逃げている者も数十人しかいない。」
「頭目のウィーグラフは未だに捕らえていないが、それも時間の問題だろう・・・。」
剣士ラムザ 「ティータを・・・・・・ティータを見殺しにするんですか?」
ダイスダーグ卿 「心配するな。手は打ってある。」
「ティータの身柄を取り戻すまでは総攻撃などはせん。絶対にな・・・。」
「実の妹のように想っているティータを見殺しになどするものか・・・。」

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