風車小屋


騎士ウィーグラフ 「お前達は、あの時の・・・。まさか、お前達がミルウーダを?」
「お前達士官候補生達が我が妹、ミルウーダを倒したというのか・・・!」
その頃、とある風車小屋の中では気を失ったティータが後ろ手に縛られていた。
剣士ラムザ 「彼女はウィーグラフの妹だったのか?」
騎士ウィーグラフ 「・・・ならば、退くわけにはいくまい。妹の仇を討たせてもらおうかッ!!」
剣士ディリータ 「ティータを、オレの妹のティータを返してくれッ!!」
騎士ウィーグラフ 「ティータ?あの娘のことか?ならば、お前がベオルブ家の?」
剣士ラムザ 「彼はベオルブ家と関係ない!僕がベオルブの名を継ぐ者だッ!!」
騎士ウィーグラフ 「なるほど、ゴラグロスが間違えたか。だが、全く無関係ではあるまい?」
剣士ラムザ 「ベオルブ家に関わる者ならば皆一緒だと言いたいのか?」
騎士ウィーグラフ 「違うとでも?」
「どちらにしてもあの娘は解放するつもりだった。人質に取るつもりはない。」
「だが、その前に、決着をつけよう!あの娘を返して欲しくば私を倒してからにするがいいッ!!」
そう言うとウィーグラフは剣を構えた。
「命脈は無常にて惜しむべからず・・・葬る!不動無明剣!」
剣士ディリータ 「うわっ。」
剣士ラムザ 「チョコボが厄介だな。僕が倒すよ。」
骸旅団モンク 「この指先に全身全霊を込めて!地獄への引導!秘孔拳!」
ホィットマン 「うわ、敵のナイトに赤ずきんを破壊された!」
ステファニー 「私もだわ。ナイトも厄介ね。」
騎士ウィーグラフ 「死兆の星の七つの影の経路を断つ!北斗骨砕打!」
剣士ディリータ 「妹を返してもらう!!」
剣士ラムザ 「剣を捨てろ、ウィーグラフ!これ以上の命の奪い合いは無駄だッ!」
騎士ウィーグラフ 「では、何故、妹を・・・、ミルウーダを殺したッ!」
剣士ラムザ 「命を奪おうと最初から考えていたわけじゃない!」
「戦わなくても、他に方法があるんじゃないのかッ?話し合うことはdけいないのかッ?」
騎士ウィーグラフ 「やはり、お前は分かっていない。我々が剣を棄てない理由を!」
「話し合いに何が期待できる?お前がそれを願ったとして、それを実現できるのかッ?」
剣士ラムザ 「兄さん達だって争いをしたいわけじゃないッ!!」
「ウィーグラフ、貴方さえ剣を棄ててくれれば兄さん達だって話し合いに応じてくれるはずだッ!」
騎士ウィーグラフ 「ハッハッハッ!これは傑作だッ!」
「お前の兄達が争いを起こしたくないだと?お前はどこまで幸せなヤツなんだ!」
剣士ラムザ 「兄さん達が好んで戦いを仕掛けていると言いたいのかッ!!」
騎士ウィーグラフ 「青いな!執政者の手なんぞ黒い血で汚れているもの!」
「ダイスダーグに正義があるとでも?正義とはそれを語る者によってころころと変わるものだ!」
剣士ラムザ 「兄さんを愚弄するのかッ!!」
「たあっ!」
騎士ウィーグラフ 「クッ、手強いッ!!」
「ミルウーダ、すまぬ!私はここで死ぬわけにはいかないッ!」
剣士ラムザ 「待てッ、ウィーグラフ!逃げるのかッ!!」
騎士ウィーグラフ 「エルムドア侯爵をギュスタヴに誘拐させたのは誰だと思う?」
「それはお前の兄、ダイスダーグだ!勿論、聖騎士ザルバッグ殿もそれを知っているだろうッ!!」
剣士ラムザ 「馬鹿なッ!何故、兄さんがそんなことをしなければならないッ!」
騎士ウィーグラフ 「国王亡き後の覇権をめぐり二人の獅子が争おうとしている!」
「一人は白獅子ラーグ公、もう一人は黒獅子ゴルターナ公。」
「二人は誰が味方で誰が敵なのかを見極めようとしている。しかし、他人の頭の中を覗くのは難しい。」
「ならば、いっそ亡き者にしその領地に息のかかった者を送り込めばいい!」
「革命に疲れた愚かなギュスタヴはお前の兄・ダイスダーグの甘言につられて侯爵殿を誘拐した・・・!」
剣士ラムザ 「ウソだッ!!誇り高きベオルブ家の人間がそんな卑怯な事をするものか!」
騎士ウィーグラフ 「自分の目と耳で確かめるがいい!さらばだ、ベオルブの名を継ぐ者よ!」
剣士ラムザ 「待てッ、ウィーグラフッ!!その言葉を訂正しろッ!!」
ラムザ達はこの戦いで更に3500GILとハイポーションを手に入れた。

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