待ち伏せ


ラムザ達はアグリアスの配下のラッド、アリシア、ラヴィアンを新たに仲間に加えると、貿易都市ドーターへの道を急いだ。
その頃・・・
騎士らしき男 「首ひとつにつき500ギル出そう。それでどうだ?」
その提案を聞いた傭兵が腕を組む。
傭兵 「ダメだ。話にならん。2000だ。首ひとつ2000だ。」
騎士らしき男 「貴様達を”異端者”にするのは簡単なことなんだぞ。」
傭兵 「オレ達を脅す気か?・・・1000ギルでどうだ?」
その提案に騎士らしき男が首を横に振る。
騎士らしき男 「700だ。それ以上は出せん。」
傭兵は腕を組んで考え込むと口を開いた。
傭兵 「分かったよ。それで手を打とう。」
騎士らしき男 「よし。奴らはすぐにやって来る。一人残らず殺すんだ。いいな。」
その時彼は、何かの気配を感じたらしい。
「フン。噂をすれば何とやらか・・・。」
「よし、奴らがターゲットだ。しっかりやるんだぞ!」
そういい残すと、騎士らしき男は静かに去って行った。
傭兵 「あいつはガフガリオンじゃねぇか!くそッ!700じゃ少なすぎだぜ!」
傭兵が指笛を鳴らすと、配下がぞろぞろと姿を現した。
剣士ガフガリオン 「チッ、待ち伏せか!ご苦労なこったぜ!!」
騎士アグリアス 「嫌なら帰っても良いのだぞ。」
剣士ガフガリオン 「金にならンことはしない主義なンだが、ま、これはサービスだな!」
騎士アグリアス 「恩着せがましいことを!」
ラムザ達は大して苦労することもなく傭兵を倒した。
傭兵 「くそっ・・・、ガフガリオンに会うなんて・・・ついて・・ねぇ・・・。」
騎士アグリアス 「こんな所で時間を費やしている場合ではない・・・。」
「早くオヴェリア様をお助けせねば・・・。」
剣士ガフガリオン 「何処へ行こうっていうンだ。何処へ逃げたか分からンだろうが?」
騎士アグリアス 「奴らが逃げる所は1ヶ所だ。あそこに決まっている!」
「難攻不落の要塞・・・、ベスラ要塞だ。」
剣士ラムザ 「ベスラ要塞・・・・・・。」
この戦いでラムザ達は更に7000GILと100GIL、そしてフレイムロッド、メイジマッシャー、フェニックスの尾を手に入れた。

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