おおぐま座
-子午線通過 5月3日 20時(北)-
北斗七星
※あまりうまく描けなかったので、下の図は正確ではありませんが、参考にはなると思います。
春はクマが逆さに見えるんですね。北斗七星の見学をしてみましょう。皆さんもよく知っている7つの星で、ほとんどいつの晩でも出ていますが、特に春の夜には北の空高く、長々と横たわっているので、1年の間でも最も見頃なのです。
北斗の『斗』は、中国で水や酒などを量るヒシャクのような器で、日本でもこれをヒシャクボシと呼び、外国でも同じ見方をしています。左(南)の4つの星がヒシャクのマスで、その右(東)に続く3つの星が少し曲がった柄です。もし本物のヒシャクなら、今は真下の北極星へ水をぶちまけているところです。
星座としてはおおぐま座で、北斗七星を中心に、大小133の星を含む、素晴らしく大きな星座です。では、どう見ればクマになるのでしょうか?
マスの4つの星がクマの腹、柄が尾、そし周りの星々が首や脚になっているので、クマは今逆さになっています。空を回って地平線に来ると、クマは初めて起き上がります。といっても、クマの形を見つけるのは容易ではありません。すぐ分かるのは、図にある3本の脚の先の2つずつ、3対の小さい星です。