おおぐま座

-子午線通過 5月3日 20時(北)-

星の光度と名

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※あまりうまく描けなかったので、下の図は正確ではありませんが、参考にはなると思います。

おおぐま座
春はクマが逆さに見えるんですね。

北斗七星をよく見ると、真ん中の星だけが少し光が弱くて、これが三等星、他の6つはみんな二等星です。二等星は空全体でも60しかないのに、ここには6つも集まって、7つで雄大なヒシャクの形に並び、しかも北極を中心に大きな円を描いて、日に1回ずつ回っているのです。
ここで、7つの星の名を紹介します。星には天文学者のつけた学名と、それぞれの国で言う名とがあります。学名は普通、その星座の星の明るさ(光度)の順によって、ギリシア語のアルファベット(日本で言うイロハ)で呼びます。北斗七星は、マスの口から丁度その逆になっているため、暗記するのに便利です。
アルファ(α)、ベータ(β)、ガンマ(γ)、デルタ(δ)、イプシロン(ε)、ゼータ(ζ)、エータ(η)となります。
そしてこの学名と共に、アラビア人がクマの体の部分によってつけた名が、西洋でも使われています。
ドゥベー(クマ)、メラク(腰)、フェクダ(腿)、メグレズ(尾の付け根)、アリオス(意味不明)、ミザール(帯)、ベネトナッシ(弔いの長)となっています。

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