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緑豊かなとある島があった。

小さな島ながらも、立派な城も存在している。

浜辺には貝殻やヒトデが打ち上げられている。

深い森の奥には遺跡らしきものも見える。

その時、遺跡に存在している重そうな石の蓋のようなものの下から声が聴こえてきた。

「さてと・・今日はこれくらいでそろそろ城に戻るとするか・・。」

「えーと出口は・・出口・・。おっとここだったな。よし、そっちを持ち上げてくれ。」

「でもいいな?家に帰ってもここのことは誰にもしゃべるなよ。オレの親父にもナイショだからな!」

石の蓋がずれると、カメレオンのような生き物が這い出してきた。

そして縁をつかんで出て来ようとする若者の手が伸びてきた。

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