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「何だと?」 クワトロが驚いて叫ぶ。 「証拠を見せてやるっ!!」 「証拠!?」 カミーユは自らのガンダムMK-IIを、ティターンズのガンダムMK-IIの元へと向かわせた。 「誰だ!誰がガンダムに乗っているんだ!?」 カクリコンが叫んだ。 「その声はさっきの男かっ!!俺はお前らティターンズの横暴さを許せない!!」 「まさか・・・さっきの・・・カミーユとかいう小僧か!?」 カミーユは間髪入れず、ビームサーベルで攻撃を仕掛けた。 「いけるかっ?」 「ふん、そんなもの!」 クワトロがカミーユに通信を入れる。 「ガンダムMK-IIのパイロット!君の名前は?」 「カ、カミーユ=ビダンです。」 「君が我々の敵でないと言うのなら、協力してもらおう。敵機を撃破した後、コロニーを脱出する。出来るか?」 「や、やってみます。」 「あ、あいつ・・・あの感覚はアムロだ。誰だ、奴は!?」 ブライトが冷や汗をかきながら言った。 カミーユは続いて、マラサイにビームライフルで攻撃を仕掛ける。 「抵抗するとムダ死にするだけだって、何で分からないんだ!」 「くっ!少しはできるな!邪魔なんだよ!」 マラサイもビームライフルで反撃する。 「被弾!?いや、かすめただけか。」 クワトロのリック・ディアスもマラサイにビームピストルで攻撃を仕掛ける。 「直撃させるっ!!」 「ぬぉぉぉぉっ!つ、強いっ!このっ!!」 マラサイがビームライフルで反撃する。 「甘いなっ!」 ジェリドのガンダムMK-IIがハイパーバズーカでカミーユのガンダムMK-IIに攻撃を仕掛けた。 「馬鹿な・・・何故素人がああまでガンダムMK-IIを扱えるんだ!」 「ジェリド中尉!一方的に殴られる痛みって奴を教えてやる!!」 「貴様は・・・さっきのカミーユとかいう・・・!!そんなに落とされたいか!?」 「見える!」 カミーユもハイパーバズーカで反撃する。 「ぐあっ!何てパワーだ!!」 カクリコンがジェリドを援護する。 「こ、こいつ!素人のくせに!ニュータイプとでも言うのかっ!!」 「ティターンズはこのコロニーからいなくなれっ!!」 「落ちろっ!!」 「そう簡単にっ!!そこをどけーっ!!」 「な、なかなかやる!!」 カミーユの怒りに任せた攻撃は、ティターンズを圧倒していた。 |