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ようやくホワイトベースの近くに到着したカミーユは、ゾロアットに向けてビームライフルを放った。 「遊びでやってんじゃないんだよーっ!!」 「なっ!バ・・・バカな!」 ゾロアットは激しい爆音と共に消え去った。 別のゾロアットがホワイトベースにメガ粒子砲を放つ。 「小賢しい!」 「各砲座、弾幕を張れ!よし!メガ粒子砲、撃てーっ!!」 ブライトの指示により、ホワイトベース側もメガ粒子砲を放った。 「くうっ!やる!!」 続いて5連ビームストリングスを放つゾロアット。 「死ね!」 ザンスカール兵が叫んだ。 しかしブライトは冷静に指示を出す。 「各ブロック、被害状況を知らせろ!無駄弾を撃つなよ!!」 「くっ!しまった!!」 ホワイトベースの反撃をくらったザンスカール兵はゾロアットを回避させようとしたが間に合わず、爆音を轟かせた。 しかし安心する暇はない。 残りのゾロアットが次々と攻撃を仕掛けてくる。 「甘いな!」 ホワイトベースも反撃を仕掛けるが、かわされてしまった。 「当たるものかぁ!」 リョウトもホワイトベースを援護すべく、奮闘する。 「行くよ・・・。」 ヒュッケバインMK-IIはゾロアットに向けて5連ビームストリングスを放った。 「なっ!バ・・・バカな!」 一瞬信じられないという表情を表情を見せたザンスカール兵の意識は、そのまま途絶えた。 続いてレコアがアームビームガンで攻撃を仕掛ける。 「うぬ、やるっ!」 ザンスカール兵はそのまま反撃を仕掛けてきた。 「甘いな!」 「さ、さすがに・・・。」 敵も一筋縄ではいかないようだ。 カミーユがガンダムMK-IIを旋回させた。 「出て来なければ、やられなかったのに!」 素早く攻撃を仕掛ける。 「くっ!しまった!!」 また1機、ゾロアットが爆発した。 しかし安心したのも束の間、新たな敵が姿を現した。 「くっ、敵の増援だと!?各機、増援に回ってくれ!」 ヘンケンが額に汗を浮かべながら指示を出した。 ゾロアットが5連ビームストリングスでアーガマを狙った。 「小賢しい!」 「フ、大した被害はなしか。全砲門開け!」 アーガマがメインメガ粒子砲で反撃する。 「く!やる!」 リョウトが援護する。 「行くよ・・・。チャクラムシューター!」 「なっ!バ・・・バカな!」 レコアのメタスがアームビームガンでゾロアットに狙いを定めた。 「これならっ!!」 カミーユのガンダムMK-IIもビームライフルを構えた。 「お前達もティターンズか!どうしてホワイトベースを襲うんだ!?」 「あいにく、我々はティターンズや連邦軍の所属ではない・・・。それらに近い存在ではあるがな。それに・・・地球の重力に魂を引かれた連中と同じにされるのは心外だ。」 シロッコが返答を返してきた。 「な、何!?」 「フフフ・・・落ちろ、カトンボ!」 「抵抗するとムダ死にをするだけだって、何で分からないんだ!」 「フッ、俗物が・・・。己の分をわきまえるのだな。勝てると思うな、小僧ーっ!!」 シロッコがメガ粒子砲を放った。 「やる!でもまだ!」 「フン・・・思った以上にやるな、エゥーゴ。それに、優れたニュータイプも多いようだ・・・。立ち回り役としては十分だ。だが、これ以上地球に接近して引力の井戸に引かれるのは御免だ。」 そう言い残すと、シロッコはあっさりと引き上げてしまった。 こうしてホワイトベースは、ひとまずの危機を脱した。 |
2004年6月11日更新