第9回

地獄の苦しみとは、手術前の腰椎麻酔の後遺症です。

手術当日は左側の卵巣辺りが痛いくらいで良かったのですが、次の日、2月20日から首が痛くなりました。

酸素濃度は高かったので、酸素マスクは20日に外してもらえたのですが・・・。

まだ寝たきりの状態だったので、枕を外してみたりアイスノンをしてみたりしていました。

実は手術の前から、体を動かさなくなると静脈瘤が起こる可能性があるということで、それを防ぐために弾力ストッキングというものすごくきついストッキングを履かされ、更に手術後は足の血流を良くするために、空気圧で足の裏を押すポンプのような器具を付けられました。

音はシュッポンシュッポンとうるさいし、そのせいで右足の足首に傷が付き、左足のふくらはぎにもゴムの跡が残ってしまいました。

5月25日現在も消えていないところがすごいです。

左足はかなり薄くなっていて、注意して見ないと分からないくらいなんですが、右足は内出血というか、血豆のような感じになっていたので、今もはっきりと残っています。

話が脱線してしまいましたね。

2月21日より3分粥を食べることになりました。

しかし頭と首の激痛で起き上がっていることができず、寝たまま食事しました。

腰に挿していた硬麻チューブと尿バルンカテを取り、トイレも自分で歩いて行かなければならなくなったのですが、無理なので部屋に便器を置く羽目になりました。

でも1人部屋ではないので、とてもし辛いです。

特に便なんて、遠慮がちになってしまいますよね。

便が出ないと浣腸しなくてはいけないらしいので、仕方なくそこで便をしました。

遠慮がちなのでほとんど出ませんが・・・。

頭を起こすと、頭と首がものすごく痛いので、トイレの時も首を後ろに傾けて頭を寝かすような感じです。

天井を見上げているような感じといえば良いでしょうか？

でもその状態でも非常に痛いため、長い間起こしていられないので、なるべくトイレに行かないようにしました。

しかしやはり点滴でトイレが近いので、非常に辛いところです。

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