第3話

次の日の早朝、オルテガはたった一人でアリアハンを旅立った。

その後彼はシャンパーニュの塔へと向かう。

更に旅を続けるオルテガ・・・。

遠い異国の地、ジパングへと辿り着き、洞窟を進んで行く。

やがて彼は大怪我をし、ムオルの村の前で力尽きる。

一人の少年が村の前で倒れている旅人を見つけた。
「ねえねえ、おじいちゃん!
表に変な兜を被ったおじさんが倒れてるよ!」
「なんだと?
そりゃいかん!
父さんを呼んでおいで。」
「うんっ!」
少年は父親を呼ぶために、走り出して行った。
老人と少年の母親らしき女性は、急いで村の外へ出て行く。

ムオルの村人達の手厚い看護によって体力を取り戻したオルテガは、村人に見送られ、再び旅立った。

船に乗って広大な海を渡り、更に旅を続けるオルテガ。

やがて今まで誰一人到達した者がいないと言われる、ギアガの大穴と呼ばれる場所に辿り着いた。
そこには巨大な翼を持つ魔物が潜んでいた。
口から真っ赤な炎を吐く怪物を相手に、オルテガは愛用の斧で立ち向かう。
白熱した戦いは長時間に及んだ。
オルテガの渾身の力を込めた攻撃は見事に魔物の額を直撃した。
しかしバランスを崩したオルテガは、そのまま魔物と共に火山の火口へと消えて行った。

後には太陽の光だけがいつもと変わらずに輝いていた。

<---BackNext--->

Back