リフィス
エーヴェル 「私が先行します。リーフ様達は後から付いていらして下さい。」 リーフ 「エーヴェル、それは危険では・・・。」 エーヴェル 「大丈夫です。こう見えても私は敵の気配を読むのには慣れていますから。」 リーフ 「じゃあ頼んだよ、エーヴェル。決して無理はしないように。」 エーヴェル 「分かりました。」 やがてエーヴェルは鉄の弓を構えたリフィス団の1人に斬りかかっていった。 ハルヴァン 「すごいな。」 オーシン 「ああ、俺は敵の気配なんて全然感じなかったぜ。」 ハルヴァン 「お前と比べるな。」 オーシン 「ははは、それもそうか・・・。」 エーヴェル 「無駄口はやめなさい。」 エーヴェルに一喝され、2人は黙り込んだ。 フィン 「敵の気配を察知するためには、余計な会話は慎まなければなりません。」 リーフ 「そうだね。少しの物音も聞き逃さないようにしないと。」
リフィスの部下 「お頭、本当にターラに行くんですかい?わしらはイヤですぜ。帝国と戦うなんざ、まっぴらだ。まだ死にたくねえもんな。」 リフィス 「分かってる。あの小娘をオレの物にするための方便だ。誰がターラなんぞに行くものか。くそっ、シヴァの奴め。たかが傭兵のくせに、妙な情けをかけやがって!」 リフィスの部下 「お頭、西の方が騒がしい。どうやら鼠が入り込んだようですぜ。」 リフィス 「何だとっ、くそうっ、なめたことしやがって!よし、みんな出撃しろ。とっとと捕まえて魚の餌にしてやるんだ!」 ますます不機嫌そうになったリフィスは、腹立たしそうに命を下した。