ラムの谷
僕達はラムの谷へとやって来た。
「気をつけろっ。誰かいるぞ!」
「ま、また盗賊だよー。ひぃ〜っ。」
「行くぞっ!」
グレイがいち早く盗賊に斬りかかる。
「行くぜ!身ぐるみ剥いじまいな!」
「うわーっ!」
クリフも必死で盗賊に斬りかかる。
「たあっ!」
ロビンは弓で援護してくれている。
「クリフさん、大丈夫ですか?今リカバーをおかけします。」
「あ、ありがとう。シルクさん。」
ビュンッ!
「痛ッ。」
アーチャーの弓矢が僕の肩をかすめた。
「大丈夫か?アルム。」
「これくらいかすり傷です。何ともありません。」
ルカとクリフが盗賊を倒していく。
「やったあ!これで俺もクラスチェンジできるぞ。」
「いいか、女を狙え!」
「リザイアッ!」
「くそっ。体力が吸い取られる。」
「やあっ!」
さすがはルカ。更に盗賊を倒していく。
「たあっ!」
「やっ!」
僕とグレイも負けじと盗賊達を倒していく。
「ぎゃあっ。」
シルクのリザイアで絶命したものがいる。
シルクはリカバーをかけながら盗賊達の攻撃に反撃している。
かなりの負担だろう。
シルクの負担を軽くするべく、僕は剣を握り直し、身構えた。
「これ以上やってられるか。命あってのものだからな。」
こそこそと逃げ出そうとする傭兵がいる。
おそらく盗賊に金で雇われたのだろう。
とにかく逃げ足の早いやつで、僕達の攻撃をうまくかわしながら逃げていく。
「リザイアッ!」
「うわあーっ。」
シルクのリザイアであっけなく傭兵は絶命した。
「これは・・・。革の盾だわ。」
「いいものが手に入ったなあ。」
「後少しで南の砦だな。」
「かなりの敵だったな。」
いよいよ僕達は南の砦へと辿り着こうとしていた。
行く手に待ち構えるものは何か?
まだ僕達の道のりは長い。
continue?