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ソフィアの南1

僕達はソフィアの南へとやって来ていた。

かなりの広さを持った平原だ。

「やはり簡単に突破というわけではなさそうだな。」

そこにはソルジャーとアーチャーが待ち構えていた。

「みんな、気をつけて!」

「行くぞ!」

ロビンの鋼の弓がソルジャーを仕留めた。

「気をつけろ!敵にもアーチャーがいるぞ。」

僕も雷の剣で離れた所から攻撃を仕掛ける。

すごい威力だ。

雷に対して抵抗力のないアーチャーはあっという間に地に倒れ伏した。

「くそっ。アーチャーがやられた。急いで奴らを倒せ!」

敵はどんどん攻め寄せてきた。

「大丈夫ですか?クレアさん。リカバーを。」

「ありがとう、シルクさん。助かるわ。」

「たあっ。俺も早くクラスチェンジできるように頑張るぞ!」

この戦いでのクリフの奮闘ぶりはすさまじかった。

普段ののんびりした彼からは想像もできないくらい。

クリフの剣がソルジャーを倒す。

クリフはちょっと気の弱いところもあるけれど、元々頑張りやのところがあるもんな。

「やあっ。」

ルカさんの鋭い槍さばきでソルジャーが倒れる。

あの長い槍を見事に使いこなすルカさんはさすがといったところだ。

僕もソルジャーを倒した。

「クリフさん、傷が・・・。リカバー。」

「いつもありがとう、シルクさん。」

「いいえ、私にもお役にたてることがあって良かったです。」

ふうっ。

僕は一息ついた。

これでようやく敵を倒すことができたようだ。

「待て、アルム。何か聞こえないか?」

グレイの声に耳をすます。

するとかすかに馬の蹄の音が聞こえてきた。

「あっ、あれは!」

だんだんと蹄の音が高くなり、僕達の目の前に現れたのはナイトだった。

「くそっ、遅かったか。しかし貴様達を通すわけにはいかんぞ。」

ナイトは僕達に襲い掛かってきた。

僕達は連携プレイで敵を瀕死に追い込む。

「くっ・・・。」

「ちくしょう!俺だって!」

クリフが渾身の力を込めて最後の一撃を放った。

どうっ。

遂にナイトが地面に倒れ伏す。

「はあっ、はっ。」

「やったなクリフ。おいしいとこ取りだな。」

「へへっ。」

「さあ、早いところここを抜けよう。」

「はい。」

ルカさんの言葉に僕は頷いた。


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