[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜TOPへ]

BackNext

キュアンとエスリン

その頃、馬上の3人連れが姿を現していた。
キュアン 「間に合ったようだな、シグルドは無事か?」
エスリン 「ええ、兄ならきっと大丈夫。でも、兄の側には魔法を使える者がいないから、きっと困っていると思います。私のライブで助けてあげたい・・・。ごめんなさい、キュアン。あなたまで、戦わせて。私はレンスターに嫁いだ身、もうシアルフィの人間ではないけれど、黙って見ているのが辛くて・・・。兄に代わって、お礼を言います。」
キュアン 「礼など無用だ、エスリン。シグルドは私にとっても、大切な親友。まして、お前を妻にした今では、彼は私の義兄でもある。お前一人を戦わせはしない。」
エスリン 「ありがとう・・・キュアン。」
フィン 「急ぎましょう、キュアン様、エスリン様。恐らく、このすぐ先が戦場でしょう。」

エスリン 「ノイッシュ、久しぶりね。」
ノイッシュ 「エスリン様!何故このような所に・・・。」
エスリン 「兄上のことが心配で・・・。」
キュアン 「親友を助けるのは当然だろう?」
ノイッシュ 「キュアン様!」
エスリン 「ノイッシュ、怪我をしているわ。私が来たのは、このためよ。」
エスリンがノイッシュの傷をライブの魔法で癒す。
ノイッシュ 「エスリン様、ありがとうございます。」
キュアン 「それより、シグルドの姿が見えないようだが・・・。」
ノイッシュ 「シグルド様は、エーディン様をお救いするために先にユングヴィへと参られました。」
キュアン 「よし、我々も急ごう!」
辺りでは激しい戦闘が続いている。
アーダン 「だあっ!!」
アーダンはシアルフィ城に攻め入るヴェルダン兵を倒した。
アーダン 「シグルド様、今頃どの辺りかなあ?よし、頑張るぞ!」
フィン 「ハンターは厄介です。私が攻撃を仕掛けますので、その間にキュアン様はユングヴィ城へ・・・。」
キュアン 「分かった。だが無理はするな。私に続いて来るんだ、いいな?」
フィン 「はい、分かりました。」
アゼル 「はぁ、はぁ・・・。これで何とか村は大丈夫だな。」
アゼルは残りのヴェルダン兵を倒すと、ほっと一息をついた。
ヴェルダン兵 「くそっ、こいつめ!」
レックス 「うわっ、よくもやったな!」
ヴェルダン兵 「うおっ。」
アゼル 「シグルド公子に早く合流しなくては・・・。」

BackNext


[ファイアーエムブレム 聖戦の系譜TOPへ]