ドーターのスラム街


ラムザ達は町で防具やアイテムを買い揃えると、貿易都市ドーターへと道を急いだ。
途中で何度かモンスター達に出くわしながらも、一行はようやく目指すドーターへと辿り着いた。
しかし彼らはそこで、驚くべき人物に出会ったのである。
剣士らしき男 「・・・知らないって言ってるだろ!」
声の主がその場を立ち去ろうとする。
騎士らしき男がその後を追いかける。
騎士らしき男 「ウソを言うなッ!お前達がやったことは分かっているんだ!」
「・・・ギュスタヴはどこだ?どこにいる・・・?」
剣士らしき男がうな垂れる。
剣士らしき男 「し、知らない・・・・・・。」
騎士らしき男 「侯爵はどこだ?どこに隠したんだ・・・・・・?」
騎士らしき男が剣士らしき男に詰め寄る。
騎士らしき男 「言えッ!!」
騎士らしき男が剣士らしき男の胸倉を掴み上げる。
剣士らしき男はその手を振り払って逃げ出すが、つまずいて尻餅をついてしまう。
騎士らしき男が剣士らしき男の元へと詰め寄り、剣を抜くと目の前に差し出す。
騎士らしき男 「これが最後だ・・・・・・。どこだ?」
剣士らしき男 「さ、砂漠だ・・・・・・。」
騎士らしき男が剣を鞘に収める。
騎士らしき男 「そうか、”砂ネズミの穴ぐら”か・・・。」
剣士ラムザ 「待てッ!!」
騎士らしき男 「チッ、北天騎士団か。」
騎士らしき男が立ち去って行く。
剣士アルガス 「どうやら、ドーターまで来た甲斐があったようだな。」
剣士ディリータ 「あの男は、確か・・・・・・?」
剣士ラムザ 「知っているのか、ディリータ。」
剣士ディリータ 「五十年戦争の終わり際にイグーロスで見たことがある・・・・・・?」
そこへ敵の援軍が姿を現した。
剣士ラムザ 「戦わないわけにはいかないようだな。行くぞッ!!」
剣士ディリータ 「そうだ、思い出した!あの騎士の名はウィーグラフだ。」
「平民の中から募った義勇兵の集団、”骸旅団”の団長ウィーグラフだ。」
剣士アルガス 「何ッ?・・・ってことは、あいつが?」
剣士ディリータ 「そう。”骸旅団”の親玉さ。」
ラムザが自らにエールを送る。
ラムザのスピードが上がる。
敵の弓使いがアルガスに矢を放つ。
剣士ディリータ 「敵は離れたところから弓で攻撃してくる。気をつけろ!」
ラムザ、ディリータ、アルガスも投石で応戦する。
ホィットマン 「僕がポーションで回復します。」
ゴルドン 「まばゆき光彩を刃となして 地を引き裂かん!サンダー!」
ゴルドンが魔法で援護する。
剣士ラムザ 「何とか全員倒したな。」
ラムザ達はこの戦闘で革の服、2200GIL、500GIL、アイアンソード、麻のローブ、エーテルを手に入れた。

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