剣士ミルウーダ


ラムザ達は魔法都市ガリランドで武器、防具を揃えると、スウィージの森を経てレナリア台地へと向かった。
剣士ミルウーダ 「ここも、閉鎖されているのね・・・。我々に逃げ道はないということね。」
骸旅団戦士 「もう諦めましょう。おとなしく投降した方が・・・。」
剣士ミルウーダ 「奴らに捕まるぐらいならここで死んだ方がマシよ!!」
「大体捕まればそのまま処刑台行きなのよ!戦うしか活路はないのよッ!」
剣士ディリータ 「ウィーグラフはどこだッ!ティータをどこへやった!!」
剣士ミルウーダ 「ティータ?ゴラグロスが人質にしたベオルブ家の娘のこと?」
剣士ディリータ 「ティータはオレの妹だッ!ベオルブとは関係ないッ!!」
「お前達がティータを人質にしても何の意味もない!お願いだ、妹を返してくれッ!!」
剣士ミルウーダ 「貴方達は返してくれるの?」
「貴方達貴族が、私達から奪った全てのものを貴方達は返してくれるの?」
「最初に奪ったのは貴方達。私達はそれを返してくれと願っているにすぎない。」
「だが、貴方達は返してくれない。ただ、ひたすら奪い続けるだけだ!だから、私達は力を行使する!」
「諦めなさい!貴方の妹を返さねばならない理由は何処にもないのよッ!!」
剣士ディリータ 「オレは、オレは・・・!!」
敵の黒魔道士が呪文を唱える。
骸旅団黒魔道士 「まばゆき光彩を刃となして地を引き裂かん!サンダー!」
アイミィ 「私が黒魔道士を倒すわ!」
剣士ラムザ 「もう1人の方は僕に任せて!」
骸旅団魔道士 「時よ、足を休め、選ばれし者にのみ恩恵を与えよ!スロウ!」
剣士ラムザ 「くそっ、スロウだ」
ステファニー 「心無となり、うつろう風の真相 不動なる律を聞け・・・不変不動!」
ゴルドン 「ひるがえりて来たれ、幾重にもその身を刻め・・・ヘイスト!」
「これで大丈夫だ。」
剣士ラムザ 「ありがとう。」
剣士ディリータ 「たあっ!」
剣士ミルウーダ 「ここで、私は死ぬわけにはいかない!革命の途中で死ぬわけにはいかない!」
剣士ラムザ 「革命と言ったな・・・。革命を起こす必要があるのか・・・?」
「僕らが悪いのか?僕らが君達を苦しめているのか?何がいけないんだ・・・?」
剣士ミルウーダ 「知らないということはそれだけで罪だわ!」
「あなたが当然と思う世界はあなたに見える範囲だけ。でも、現状が変わらない限り、私はあなたを憎む!」
「あなたがベオルブの名を継ぐ者である限り、あなたの存在そのものが私の敵ッ!」
「私だって骸旅団の戦士ッ!!逃げたりするものかッ!!」
剣士ラムザ 「剣を棄てろ、ミルウーダ!これ以上の戦いは無意味だッ!」
「剣を棄て、戦いをやめ、話し合おう!何処かに解決策があるはずだ!それを見つけよう!」
「僕が兄さんに言おう!いや、ラーグ公に言おう!僕を信用してくれッ!!」
剣士ミルウーダ 「そんな甘言につられるものかッ!!お前達の嘘は聞き飽きたッ!!」
剣士ラムザ 「僕は嘘なんて言ってないッ!!」
剣士ミルウーダ 「渦巻く怒りが熱くする!これが咆哮の臨界!波動撃!」
ディロン 「おおっと、危ない、危ない!」
剣士ミルウーダ 「くっ・・・。」
ディロン 「これで最後だ!」
剣士ミルウーダ 「に、兄さん・・・・・・。ごめんなさい・・・・・・・・・。」
剣士ラムザ 「どうして・・・・・・、どうして、こんなことに・・・・・・。」
ディリータが膝を着く。
剣士ディリータ 「くそッ、オレは一体何者なんだ!オレは一体・・・・・・。」
ラムザ達は3500GIL、更に1000GIL、シルクのローブ、バトルブーツを手に入れた。

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